インフォメーション
訪問をありがとうございます。
今年に入ってあっという間に毎日が過ぎ、気がついたら6日になっていました。
そうそう。
意識している方がどのくらいいるのかわかりませんが、私は時間を意識して取り組む習慣があります。
今使える時間は何分あるからこれができる・・・とかそういう事を(大概無意識にですが)考えながら毎日を過ごすので、普段からどんな行動に何分かかるか測る習慣がついているというか。
例えば、昨夜は実績入力を行ったのですが、実利用者数44名の実績入力と確認作業に2時間かかっていました。
夜にまとめて入力するのですが、様々な時間帯で検証した結果、一番良い時間帯と一番効率的な方法で行っています。
大概、こんな感じで時間を測定し、来月同じ作業を行う際の時間配分に役立てています。
どうせ行うなら最小の時間で最大の効果を得たいという私は、どこまで貪欲なのでしょうか?
皆さんは、普段どのくらい時間を気にして過ごしていますか?
さて。
本日は、日本認知症ケア学会で行っている『ファシリテーター養成講座【実践編】』を受講するため、和歌山県に行ってきました。
これは私のメンターである長田先生が中心となって3回シリーズで行われている講座で、一昨年前の段階で、先生に『加藤、お前も受けとけ』と言われて受講したのですが、長田先生って関西の方なのです。
だから、先生の講座を受けるには、毎回関西とか先生の出張先に同行させていただいており、今回は和歌山県でした。
朝7時前の東京発新幹線に乗っての移動です☆
前回は、7月に座学とグループワークで『ファシリテーターとは?』という内容でしたが、今回はそれを踏まえて、実際に行われる事例検討会のファシリテーターを行いました。
これがまた、素晴らしい事例で。
事例説明の後は、検討内容として『Aさんの情報からアセスメントを行い、ニーズとそれに対するケアのあり方を検討する』というものでした。
幸いなことに、私がつかせていただいたグループの方々は、穏やかながらも活発に意見交換できる雰囲気で、13グループ内で発表をさせていただいたほどの力量を持っていました。
その後1時間強の時間を割き、4名のファシリテータ実習生が書面及び講師等との対話の中で振り返りを行いました。
私自身は、ファシリテーターの立ち位置として、グループ内で検討を行うにあたり潤滑油的存在であることと、軌道修正の役割を意識して取り組みまして、そこを中心に振り返りを行うと同時に、講師の方々からファシリテーターの様子を客観的観察に基づき評価をいただきました。
それでですね。
講師の一人の方が話された言葉が、これです。
『アセスメント力とは、限られた情報からニーズを推測する力の事です』
まさにその通りです。
私たちは普段からアセスメントを行う時、全ての情報を入手してから分析するわけではなく、不足しているものは持っている情報を根拠として推測したりしながら点の情報を整理し、線にして、ニーズを導き出していますよね。
この、ご利用者の言動・ケアマネの働きかけに対する反応等からヒントを得て、様々な推測を行い本当のニーズを探っていく。
これがアセスメント力なのだと、改めて腑に落ちました。
そのためには、事例や面談の『キーワード』をきちんと理解し把握すること。
この力がアセスメントでは求められるのですよね。
そんなの当たり前じゃん!と思われた方が多いかもしれませんが、今回『理解している』ではなく『理解した上で実践できているか?』を問われていたので、改めて、アセスメントって深いなぁ~、と思いました。
また、在宅でのご利用者に対する事例だったのですが、認知症の方の支援の場合は、通常より深く地域の力を必要とします(さすが、日本認知症ケア学会です)。
その視点も、忘れずに気づいてもらえるよう働きかけながらファシリテーターを行いました。
いやはや。
日々、勉強ですね☆
それにしても、5時間強という時間が、あっという間でした!
楽しいことって、時間の経つのが早く感じますよね。
そして、和歌山県の名物がわからず、なぜか手身近なデパートにあった『仙台牛タン定食』を食べてしまった私です。
あぁ、地域性の理解に対する事前の準備は大切ですね。
今は新幹線で帰宅中ですが、これからレポート作成です。
素晴らしい講座を開いていただいた長田先生始め関西の関係者の皆さま、ありがとうございました。
皆さんは、最近『受けてよかったなぁ~』と実感する研修はありましたか?