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2017-04-16 21:01:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は、4ヶ月半ぶりに美容室に行ってきました。

 

美容室に行くと3時間以上の時間を割かれる私としては、行くこと自体にかなりの勇気を伴います。

 

というのも私は癖っ毛で、そのまま伸ばすと、いい感じに『何か、かる〜く遊んでいる人に見えてしまう髪型(この表現、わかってもらえるでしょうか?)』になってしまうのです。

 

『相談援助者に適さない髪型』と表現すればわかってもらえるでしょうか?

 

そんなわけで、基本は縮毛矯正をかけているのですが、この3時間が私にとっては苦行以外の何者でもなく。

 

あぁ、本当に地毛がストレートの方が羨ましいです。

 

 

 

さて。

 

今日は、ちょっと(かなり?)辛口な内容です。

 

反感を持たれるかもしれませんし、私の価値観での記載なので、虫の居所の悪い方は読まないでおくことをお勧めします☆

 

読んだ後に怒らないでくださいね。

 

 

 

 

というわけで、今日は長いタイトルをつけてしまいましたが、昨日行われた職能団体での勉強会で、ファシリテーターの方が仰った一言です。

 

『英単語を知らない人は英語を喋れないように、相談援助の技法を知らない人は相談援助者になれない』というもの。

 

それを聞いた時、『なるほどね〜』と、納得してしまいました。

 

 

 

 

英単語を知らない人は英語を喋れない。

 

確かに☆

 

ただ、ケアマネジャーでも、多分恐らくですが相談援助の技法を知らない方は結構な割合でいると思うのです。

 

でも、ケアマネジャーとして業務を行うことができている。

 

この現象は一体なんぞや???

 

 

 

と考えた時に、気づきました。

 

『だからケアマネジャーは質を常に問われるんだ』ということに。

 

 

 

ケアマネジャー向けの研修って実に様々なものがありますが、実は、対人援助の技法を取り扱った研修って少ないんですよね。

 

そして、『実地指導対策』とか、『業務の効率化』とか、『ここを押さえておけば大丈夫』という、手法に偏った研修は、間違いなく一定の集客率を担保することができるんですね。

 

本質的な部分の専門性の向上ではなく、小手先や手段の研修に人気が集まってしまうのは、何とも残念なことだなぁ、と感じました。

 

 

 

ちなみに私は、『ケアマネジャーとしてのスキルをあげたいんです』『経験から学んでいます』という方のスキルは、個人的に信用していません。

 

なぜなら『スキル向上』を希望する方は、そのことを口に出すことで満足している人が多いから。

 

本当にやる気のある方は、積極的に研修に出席するという『行動』に起こしていますからね。

 

また、『自分の経験』ほどアテにならないものはないです。

 

 

 

きちんとした技術というのは、概念化されたものを座学で学び、自分の腑に落として実践し、その振り返りを行って初めて身につくものだと思っています。

 

一概に『経験=スキルが高い』ではないと思うのです。

 

 

 

 

ちなみに、相談援助技術がなくともケアマネジャー業務ができてしまうのは、『実は相談援助を行っているのではなく、利用者の希望を聞いてサービスを組み合わせるプランナーになっているから』です。

 

そのことが良いか悪いかは置いておいて、ケアマネジメントではなくプランナーは多いなぁ、と、最近は感じます。

 

 

 

本質がわからないから、目的や根拠を理解できないまま業務を行ってしまう。

 

だから不安がつきまとう。

 

簡単に『聞いてません』『教えてもらっていません』と言う(たまにいるんです。先輩に何でも教えてもらえるのが当然と思っていて、その言い訳が通用すると思っている方)。

 

それを批判するつもりはありませんが、確実にケアマネジャー全体の評価に影響を及ぼしていると思います。

 

運営基準すら理解していなくてケアマネジャーをしている人って、以外に多いかもしれません。

 

それって、第三者の納税者からみたらどうなのでしょう?

 

 

 

どんな仕事でも頑張ることは大切で、私の知る限り現場のケアマネジャーは皆さん頑張っているわけですが、だからといって、ただ頑張れば良いわけでもなく、結果を出すこともそれなりに必要なわけで、ケアマネジャーとしての仕事を行うのであれば、結果を出すために専門性を上げる努力は必要だと思うのですよね(わざとまどろっこしく書いています)。

 

頑張り方を見直すことも大切だと思うんですよね。

 

近所のおばちゃんでもなく、親切な隣人でもなく、少し介護についての知識を持っている人でもなく、私たちは『介護支援専門員』という資格で対価を得ているわけで。

 

何て書くと厳しく感じるかもしれませんが、今後はケアマネジャーの存在意義が問われるため、一人ひとりのケアマネジャーの心構えというものが、とても大切になると思うのです。

 

 

 

過去の私たちの言動が今の私たちの地位を築いており、今の私たちの言動が未来の私たちの地位を築いていく。

 

当たり前のことではありますが、もしかしたら、『ケアマネジャーの質の向上』を、自分ごとじゃないとと捉えている人がいるかもしれないと思い、書かせていただきました。

 

 

 

私は、自分の相談援助について100%の自信を持っていません。

 

だから、技法を学んでそれを腑に落として実践し、振り返りの中で自己覚知をしています。

 

これって時間と手間と勇気のいることですが、これを地道に繰り返すことでしかスキルの向上はできないと思っているので実践していますし、そのことを特段すごいこととは思っていません。

 

 

 

ルールを踏まえた上で個別性を尊重する。

 

個別性を理解するために、専門知識や相談援助の技術を上げる。

 

シンプルなことだと思うのですよね。

 

 

 

皆さんは、自身の相談援助者としてのスキルをどのように評価していますか?

 

また、その向上の為にどんな取り組みをしていますか?