インフォメーション
訪問をありがとうございます。
今日は、1ヶ月ぶりの自宅業務です。
午前中は家族と時間を共にし、昼からは保留としているメールの返信やら、会社の書類関係や経理をしています。
明日は認定調査を作成しに出社予定です。
皆さんは、どんな一日を過ごしていますか?
さて。
ここでも何度か書かせていただいていますが、私は月に10件前後の認定調査を受けています。
今月も10件行っている最中ですが、その内の訪問先で言われたセリフが、タイトルの言葉です。
この言葉を言われたご家族は、一人で寝たきりの要介護者を介護しておられます。
この状況って、とてもプレッシャーやストレスを抱えてしまうものだと、私は考えています。
介護をしている方って、大半の方が変わりゆく利用者を前にどうして良いかわからず、とりあえず目の前のことに追われてしまっている。
介護の技術がないままに、自分なりに工夫しながら何とか目の前のことをこなしている。
誰かに助けを求めたくても、誰に求めれば良いのかわからない。
何を聞けば良いのかわからない。
うまく折り合いをつけて介護をしたいのだけど、折り合いをつけるためのリソース(資源)がわからない。
そういう方々って、多いと思います。
ケアマネジャーって、そういう方々に対して、必要なの情報を提供し、利用者や家族の選択を支持し、その選択に沿って連絡調整をするのが仕事だと思います。
なんて書くと、皆さんは『そんなの当たり前じゃない』と思われるかもしれません。
ただね、『知っている』と『できている』って、違うのですよね。
私自身、いつも自分自身に問います。
『私は、ケアマネジャーの業務を利用者や家族の期待通りにできているか?』と。
自分では行っているつもり、ではなく、相手が満足できる情報を提供し連絡調整を行っているか?と、いつも問いかけています。
そして今回、その不満を象徴するような言葉がタイトルの言葉で、思わずこれを機会に、改めて考えてみたいと思いました。
要は、こういうことです。
ケアマネジャーが、家族の希望する、家族にとって有益な情報をくれない。
毎月訪問しては、紙(利用票)を置いていき、『ハンコを押してください』というだけの仕事って、本当に楽ね。
藁にもすがる思いの家族が、知人から得た情報をケアマネジャーに聞くと、『それは家族の行うことですから』と申請の手伝いをしてくれない。
だったら、ケアマネジャーって、何のためにいるの?
なんで『ハンコ押し』だけこちらがしなくちゃいけないの?
そんな手間をかけさせられるなら、ケアマネなんていらないじゃない。
いろいろなケアマネジャーがいると思いますが、今回のポイント(考えられる原因)は3つだと感じました。
一つは、相手の求めていることが何かを把握できていなかったこと。
これはアセスメント不足ですよね。
もう一つは、ケアマネジャー自身の引き出しが少ないこと。
アセスメントはできていたとしても、それに対する支援を十分にできていなかった、ということ。
これは、ケアマネジャー自身がアンテナを立てていくしかないですね。
そして最後は、説明能力と伝え方。
この最後の『説明能力と伝え方』って、とても大きな不満に繋がると、私は考えています。
要は、言い方の問題ですね。
正しいことを言っていても、その伝え方によっては不満を持たれることって多いと思うのです。
大げさではなく、ここを押さえていないと利用者や家族の不満って、何かをきっかけに噴出します。
相手に響く(通じる)言葉で説明を行い、突き放すのではなく、寄り添いながら、家族の役割は家族が行えるように導く説明。
これができるようになるよう、少しでも上達するよう、自分自身を振り返りながら、改めて社内でも研修が必要と思いました。
皆さんは、ご利用者・ご家族が満足のいく支援を提供できていますか?