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訪問をありがとうございます。
今日は午後から認知症カフェのお手伝いをする予定なのですが、昨夜できなかった配布予定の提供票準備や、諸々の溜まったケアマネ業務以外の仕事をしようと思い、通常勤務の私です。
天気の良い一日となりましたが、皆さんはお出かけ予定とかありますか?
さて。
今日は、情報収集の先、『得た情報をどう活かすか?』について考えてみたいと思います。
昔々、尊敬しているケアマネさんに言われたことがあります。
『ケアマネジャーは信頼関係が大切とか、ご利用者のことをよく知る必要があるとか言われているけど、一番大切なことは「得た情報をどう活かすか」ですよ』。
これは、私の対人援助中で基盤となっています。
ケアマネジャーは信頼関係を構築する必要はあるけど、お友達になってはいけない。
あくまでも、ご利用者の支援者としての立ち位置を忘れてしまうと、客観的な視点が持てなくなり、専門職として大切な『自立支援』を阻害する恐れがある、というものです。
それと同じような話を、昨日、近くの包括主任ケアマネさんと話していた時に話にあがりました。
このサイトでも、ケアマネジャーの役割については書かせていただいていますが、ご利用者・ご家族との距離感って、本当に大切だと思うのです。
信頼関係の構築は大切だし情報を得ることも大切ですが、一番大切なことは、『必要な情報を収集しているか?』であり、『その情報をどう活かしているか?』だと、私は考えています。
質問をする時は、意図をもって質問をする、というか。
この情報収集の部分においては、ご利用者・ご家族とのモニタリング等であるものだけではなく、支援者の方々からの情報も入っています。
そういう点の情報を面にして、ご利用者の心身の状況・環境と照らし合わせた時に、予後を予測し今後必要となるであろう支援の情報を提供する必要があると思うのです。
この方は、〇〇という疾患を持っている。
この疾患の予後は△△であるけれど、本人の価値観や精神状態・環境を考えると、こういう可能性もある。
(ここで生活上のリスクを考える)
この方の意向は××だから、リスクを考慮し意向を実現するためには、◎◎の支援が必要。
そこから、支援提案のタイミングや誰から働きかけるのがベストかなどを考えます。
こんなことを意識しながら、ご利用者・ご家族と面談をしています。
その為、私は通常の定期訪問(モニタリング)では、導入部分でしか世間話しはしませんし、ケアマネジャーとして必要と思う部分でしか聞き取りを行っていないのです。
これが良い方法かはわかりませんが、自分自身の客観性を保つ為には、あまり感情移入しすぎないよう、常に意識しています。
もっと言ってしまうと、ご利用者・ご家族が良い人とか悪い人とか、そんなことはど〜でも良いと考えています。
それよりも、『相手は何を求めているか?』に気持ちを集中し、必要な情報を提供したり支援を検討します。
面談を行う際は、加藤ではなくケアマネジャーとして面談を行っているのです(この表現は理解していただけるでしょうか?)。
人それぞれ、面談の進め方ってあると思います。
そして、この技術は何年たっても完璧はないので、常に研鑽が必要だなぁ〜、と思います。
そんなわけで、手帳に書いてある面談技術を毎日読みながら、勉強→実践→振り返りを繰り返している私です。
皆さんは、面談技術向上の為に工夫していることはありますか?