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2017-01-10 07:12:00

訪問をありがとうございます。

 

今日からいよいよ、本格的に今年が始まった!という方もおられるのではないでしょうか?

 

給付の締め切りが17時ですが、皆さんはもう済まされていますか?

 

 

 

さて。

 

現段階で、モニタリングを23件終わらせた私ですが、いつも面接で考えてしまうのは、ご本人の想いはもちろんですが、ご家族の想い。

 

そして、少しずつ老いていくことへの心構えと関わり方。

 

大切な存在だからこそ生じてしまう想いやジレンマ。

 

それをどこまで聴いて受け止められるか?

 

そして、寄り添えるか?

 

これだけは、どれだけ経験を積んでも、なかなか慣れることはありません(対応等はそれなりにスキルが上がったと思いますが)。

 

 

 

私たちにとっては『よく聞く話』だとしても、ご家族にとっては、とてもとても辛いことであり、大切に思うが故に、感情が抑えきれなくなってしまい、後で後悔する。

 

『本当は、母のことを考えると、どうしたらいいかはわかっているんです』

 

そう。

 

皆さん、正解はわかっておられるのですよね。

 

だからこそ、感情が上回ると、もどかしさやじれったさ、『何でこんなことが・・・』という想いが出てしまい、その想いが行動に出てしまう。

 

そして、後で、ひどく後悔し、自分自身を責めてしまう。

 

 

 

ケアマネジャーになりたての頃は、そんな時なんて受け止め提案をしたら良いのかを、いつも考えていました。

 

わかっている人に正論をぶつけるのは、余計にご家族を追い詰めるだけ。

 

特に私たち専門職という立場の人間の発する言葉は、私たちが思っている以上に重いものとなることが多いです。

 

かといって、話を聴いて受け止めることも大切ではあるけれど、それだけでは解決できないこともある。

 

 

 

これが正しいのかはわかりませんが、私は、ご本人・ご家族の想いを十分に受け止め、そのことをまずは言語化します。

 

『本当にお母様(お父様)のことを大切に思っておられるのですね』等々。

 

まずは、『ご家族の想いを十分に受け止めましたよ』ということを伝えます。

 

その上で『これからは少し、距離感を大切にしてみませんか?』と提案しています。

 

大切だと思える気持ちを、これからも持ち続けることができるように、適度な距離感を見つけませんか?と提案するのです。

 

そのために、介護保険を利用するのは、意義のあることだと思うのです。

 

通いの支援や泊まりの支援を利用することで、少し離れる期間を持つ。

 

そのことで、ご本人・ご家族のそれぞれが、自分自身を大切にする時間を持つ。

 

 

 

介護者のプレッシャーって、半端ないと思うのです。

 

例え24時間一緒にいなかったとしても、頭の中から要介護者のことが離れず、自分の都合や予定・体調に関係なく介護は続きます。

 

それも、いつ終わるのかのゴールもわからない中。

 

だからこそ、私は距離感と役割の組み立てが、とてもとても大切だと思うのです。

 

『これからも、お互いが大切だと想い合える距離感』

 

これを、一緒に考えていきませんか?と提案します。

 

介護者が、ご両親を大切にするのと同じくらい、自分自身を大切にして欲しいという気持ちを込めて、そのことを提案させていただいています。

 

 

 

これから、モニタリングを回る時期だと思いますが、皆さんは、ご本人とご家族の想いやジレンマについて、どのように対応されていますか?

 

何か、良い方法があったら、教えてください。