インフォメーション
訪問をありがとうございます。
今日からいよいよ、本格的に今年が始まった!という方もおられるのではないでしょうか?
給付の締め切りが17時ですが、皆さんはもう済まされていますか?
さて。
現段階で、モニタリングを23件終わらせた私ですが、いつも面接で考えてしまうのは、ご本人の想いはもちろんですが、ご家族の想い。
そして、少しずつ老いていくことへの心構えと関わり方。
大切な存在だからこそ生じてしまう想いやジレンマ。
それをどこまで聴いて受け止められるか?
そして、寄り添えるか?
これだけは、どれだけ経験を積んでも、なかなか慣れることはありません(対応等はそれなりにスキルが上がったと思いますが)。
私たちにとっては『よく聞く話』だとしても、ご家族にとっては、とてもとても辛いことであり、大切に思うが故に、感情が抑えきれなくなってしまい、後で後悔する。
『本当は、母のことを考えると、どうしたらいいかはわかっているんです』
そう。
皆さん、正解はわかっておられるのですよね。
だからこそ、感情が上回ると、もどかしさやじれったさ、『何でこんなことが・・・』という想いが出てしまい、その想いが行動に出てしまう。
そして、後で、ひどく後悔し、自分自身を責めてしまう。
ケアマネジャーになりたての頃は、そんな時なんて受け止め提案をしたら良いのかを、いつも考えていました。
わかっている人に正論をぶつけるのは、余計にご家族を追い詰めるだけ。
特に私たち専門職という立場の人間の発する言葉は、私たちが思っている以上に重いものとなることが多いです。
かといって、話を聴いて受け止めることも大切ではあるけれど、それだけでは解決できないこともある。
これが正しいのかはわかりませんが、私は、ご本人・ご家族の想いを十分に受け止め、そのことをまずは言語化します。
『本当にお母様(お父様)のことを大切に思っておられるのですね』等々。
まずは、『ご家族の想いを十分に受け止めましたよ』ということを伝えます。
その上で『これからは少し、距離感を大切にしてみませんか?』と提案しています。
大切だと思える気持ちを、これからも持ち続けることができるように、適度な距離感を見つけませんか?と提案するのです。
そのために、介護保険を利用するのは、意義のあることだと思うのです。
通いの支援や泊まりの支援を利用することで、少し離れる期間を持つ。
そのことで、ご本人・ご家族のそれぞれが、自分自身を大切にする時間を持つ。
介護者のプレッシャーって、半端ないと思うのです。
例え24時間一緒にいなかったとしても、頭の中から要介護者のことが離れず、自分の都合や予定・体調に関係なく介護は続きます。
それも、いつ終わるのかのゴールもわからない中。
だからこそ、私は距離感と役割の組み立てが、とてもとても大切だと思うのです。
『これからも、お互いが大切だと想い合える距離感』
これを、一緒に考えていきませんか?と提案します。
介護者が、ご両親を大切にするのと同じくらい、自分自身を大切にして欲しいという気持ちを込めて、そのことを提案させていただいています。
これから、モニタリングを回る時期だと思いますが、皆さんは、ご本人とご家族の想いやジレンマについて、どのように対応されていますか?
何か、良い方法があったら、教えてください。