インフォメーション
訪問をありがとうございます。
今日からいよいよ10月となりました。
不安定な天気ですが、皆さま、頑張ってまいりましょう。
さて。
今日は、『地域包括ケアシステムの植木鉢が変わっていることに気付いた方は、どのくらいおられるか?』ということについて書きたいと思います。
私、これは既に書いた記事だと思っていましたが、どうやら勘違いをしていたようで。
改めて、植木鉢の図を通じて、今、どのような支援が求められているのかを考えてみたいと思います。
まずは、実物を見ていただくと良いですね。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング「<地域包括ケア研究会>地域包括ケアシステムと地域マネジメント」
こんな感じです。
『だから何なのよ』という方もおられるかもしれません。
しかし、こういう小さな変化を確認することで、これからのケアマネジメントに何が求められているかを知る事ができるのではないかと、私は考えています。
一番下のお皿の部分。
今日は、この部分について考えてみたいと思います。
ここは、そもそも『本人・家族の選択と心構え』という言葉でした。
しかし、現状は、本人の意向よりも家族の意向の方が優先される場合が多く、選択の部分から家族は外した、とされています。
つまり、『選択するのは本人なんだよ』と改めて示しているという意味ですね。
これは大きな意味を持つんじゃないかなぁ、と私は感じています。
本人の意思を尊重し、尊厳を守る。
まさに、介護保険の理念に則った考え方になるのだと思います。
『尊厳の保持』って、言うのは簡単ですが、意味は深いです。
本当の意味で、その人の『らしさ』を追求し、その人が、その人らしく過ごす事ができるように支援をマネジメントすることが、ますます求められるようになるわけなんですね。
哲学的な思考になって、今一度、『その人らしさって何だろう?』と考えてみたいと思います。
また、『心構え』について。
これは、本人のみでなく家族も含まれています。
この本人と家族の選択に相違があった時、本人の選択を家族に伝えていくことも、ケアマネジャーは求められているのです(調整役ですからね)。
また、同時に家族が本人の選択を受け入れていくことへの葛藤のサポートも必要になるわけで。
いつも感じますが、本当に大変だなぁ。
正直、私自身『どこまで追求することが良いのかなぁ?』と考えてしまう部分ではありますが、どんな場合でも、本人の意向を第一に、本人らしさを意識しながら支援を検討していきたいと思いました。
皆さんは、この図を見て、どう感じましたか?