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2016-09-15 07:47:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は朝からあいにくの雨で、うんざりした気持ちを抱いていましたが、どうやら出社するまでにはやみそうです。

 

皆さんの地域ではいかがですか?

 

 

 

さて。

 

昨日は、Tさんのご協力により、千葉県のK市で取り組んでいる活動を拝聴すると同時に、地域包括ケアの一つである住宅の部分からのアプローチ・多職種連携について学んできました。

 

午後からは、楽しみにしていたケアラーカフェの見学と、ナラティブアプローチをしている訪問看護の方とお会いして、話をうかがってきました。

 

 

 

こういう主体的な方々とお会いして話を聞くと、いつも感じることがあります。

 

一つは、なんのかんの言っても、結局は『行動力』がものを動かすんだな、ということです。

 

どんなに正論を言っていても、行動に起こさなければ、何も変わらない。

 

どんな動機や力量でも、行動し続ければ、必ず結果は見えてくる。

 

とてもシンプルですが、私にとっては、一番大切なことです。

 

行動に起こすって、勇気もいるし、本当に大変です。

 

それを理解した上で取り組む。

 

このことの大切さを学びました。

 

 

 

もう一つは、成功に繋がるまでにはたくさんの努力がある、ということです。

 

どの方も、特別なスキルや縁故があるわけではありません。

 

たくさんの失敗を繰り返しながら、『どうすればよくなるんだろう?』と試行錯誤しながら真摯に取り組み、結果、一つの物事を成し遂げるんだな、ということです。

 

この結果の部分だけみて判断する人は、『〇〇さんだからこそできること』とカテゴライズしてしまい、自分ごとして考えることはできないのでしょう。

 

 

 

たくさんの立ち位置の方がいて、それぞれに役割を担っていますし、それぞれに様々な事情はあると思います。

 

その上で、今一度、『自分にできることってなんだろう?』を考えて、できる範囲で取り組む姿勢というものが必要なのではないかなぁ、と感じました。

 

同時に、私自身、迷っていたことに対して、前向きに考えることができました。

 

 

 

色んな地域の取り組みをみて、当区の特性を知って、その上で何ができるかを考えて行動に起こす。

 

 

 

取り組みの中で、頭を悩ませたり、苦労することも多々あるでしょうが、地域の周囲の方々の協力を得ながら、私ができることに取り組んでいきたいと、改めて感じました。

 

お忙しい中お時間をいただき、たくさんの話を聞かせてくださったNさんとOさん、そして、運転を兼ねて、素敵な方々に引き合わせてくださったGさん(実は私はこの方を知っていました)に、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

ここで、運転をしながらGさんが言った一言をここに書かせていただきたいと思います。

 

『専門職の人たちってさ、理想やあるべき論については、たくさん話してくれるんだよね。聞いていると、確かに正しいと思う。ただ、彼らでそれを実行している人たちはどのくらいいるんだろう?』

 

そして、ケアラーカフェに取り組んでいるNさんは、笑いながら『このカフェを始めてもうすぐ3年が経つのだけど、そういえば、ケアマネさんが来たことってないですね〜』。

 

 

 

地域の住民は、介護についても敏感になっており、よく観察しています。

 

言動が一致しないケアマネ。

 

資格を保有し仕事に就いてはいるけど、ご利用者が必要としている情報をくれないケアマネ。

 

口では色々言ってくれるけど、地域を知るために、自ら足を運んでくれないケアマネ。

 

 

 

机上の空論で進められている制度に、無理やり利用者を当てはめようとしても、反感を買うだけだということ。

 

介護保険以外の情報を一切持っておらず、知らない間にご利用者に不利益を与えてはいないか?

 

私たちは、一生懸命取り組んでいるつもりでも、実は、求められていることとずれていること、むしろ、ケアマネの存在が弊害になっていることってあるのかもしれないと振り返りました。

 

そして、これからは特に、ケアマネ自らが地域に出向いて顔の見える関係作りをしていくことが大切なのではないかと、改めて感じました。

 

現在行っていることで満足するのではなく、これからもアンテナを高く持って、主体的に地域に関わっていこうと思いました。

 

 

 

皆さんは、地域の活動に足を運んで、地域のことを知ろうとされていますか?

 

ご利用者・ご家族に求められているケアマネジメントをしていますか?