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訪問をありがとうございます。
今日は紡ぐ会がありました。
さて、前回は『虐待』について書かせていただきましたが、本日はその続きです。
本当にお恥ずかしい話ですが、私自身、施設に勤めているときは、虐待や身体拘束を無意識に行っていました。
私は短大卒業後、平成9年、20歳の時から介護の仕事に就いています(介護福祉士の証書は、『厚生大臣小泉純一郎』さんです)。
当時の私は、介護に対しての使命感もなければ、プラス・マイナスのイメージもありませんでした。
入居者の人権を考えることもなければ、業務に疑問を感じることもない。
『毎日一笑できたらそれで良し!』という感じで、毎日の支援を行っていました。
当時の私の頭の中は恋愛一色だったので(若かった!)、『毎日仕事を楽しく頑張って、早く彼に逢いたいわぁ』という意識が5割以上を占めていたと思います。
あぁ、懐かしいです。
本当に、毎日が幸せだったなぁ(遠い目)。
・・・話が逸れました。
『高齢者虐待防止法』ができたのは平成18年ですが、それより10年ほど前は、『当たり前のように』、つなぎ服を着ている方がいて、Y字の抑制帯を車椅子に使用して、経管栄養の方にはミトンを使用していました。
食事の20分前には、食堂に移動して、テーブルにピッタリと車椅子をつける、なんてことも行っていました。
若さのせいかフットワークだけは良かったので、『ちょっと待って』などの心理的虐待をすることはありませんでしたが、改めて振り返ってみると、施設の雰囲気自体は明るく、笑いもたくさんあったので、私自身は入居者の方々と楽しく毎日を過ごしていたと思っていましたが、介護の質はどうだったのだろうと反省しています。
ただ、当時は、その中にいて、私はその状況に全く違和感を感じませんでした。
そして、本当に無知は怖い、『知らない』ということは、罪だと思いました。
今の介護職員は、インターネットの影響などもあり、学ぶ機会はたくさんあります。
だからこそ、日々の支援を振り返って、学ぶ姿勢が大切なのだと思います。
日々の業務を振り返って、改善すべきところはないか、見直すことが大切なのだと思います。
それが、日々の介護というものを『作業』でなく『支援』にするのだと思います。
なんて。
今日は何のオチもなく終わってしまいますが、皆さんは、ケアマネジャーの資格を取得する前、いかがでしたか?