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訪問をありがとうございます。
私事ですが、長女が発熱しており、昨夜、帰宅後に検温をしてみると、38.5度。
(夫は、長女をみてはくれていましたが、診察予約が取れなかったとのことで、『just looking』でした)
そんなわけで、22時過ぎに夜間診療先の大学病院に行くというハプニングがありました。
久々に娘をおんぶし、『あぁ、この子は大きくなったなぁ』なんて実感。
今も熱はありますが、食事が摂れるようになったので、ホッとしています。
そして、ぐったりしている長女が珍しいのか心配しているのか、長男・次男は長女にちょっかいばかり出しており、息子たちに移らないか不安でいっぱいです。
そんなこんなで、今日職場に行ったのは、娘が寝付いてからの夜中でした(車での出社です)。
そこから昼前まで認定調査の書類を仕上げたり、月曜日の勉強会の準備をしたり、来月から入社する職員を迎えるため、買い物や事務所の配置替えをしたりとバタバタし、フラフラになって帰宅後、夕方前まで爆睡していました。
皆さんは、体調は大丈夫ですか?
さて、今まで、来月行う認知症カフェでの講義資料を作成していました。
行う内容は『認知症ケアプラン事例紹介~ケアマネの立場から考えること~』です。
認知症の方のケアプラン。
ご本人が明確に自身の意思表示ができない場合や、現状認識が薄い場合は、ついつい、ご家族の意向に流されがちになってしまいますよね。
介護保険の理念は『本人の自立支援』。
ここで、ジレンマを感じる方は、多いと思います。
私は、認知症の方に対してのプランをつくる時、ずるいかもしれませんが、最初はご本人の意向と同じくらい、ご家族の意向を尊重しています。
なぜなら、認知症の介護は精神的にストレスが高く、『介護を行う家族がバーンアウトしてしまうと、本人の在宅生活は成り立たない』と考えるからです。
変わっていくご本人の様子に戸惑い、認めたくないという思いを持ちつつ、病気だからと言い聞かせたり。
でも気持ちの整理がつかず、このジレンマを悶々と抱えながらの介護の毎日。
しっかりしている時と、そうでない時の落差に気持ちがついていけず、『この人は本当はしっかりしているのに、私のことをだましているんじゃないか?』と思ったり。
ご本人の言動にイライラして、つい、きつい口調になっては、後から自己嫌悪に陥る日々。
認知症の介護は、本当に精神的ストレスが多いと思うのです。
それらを十分に理解し、その上でご家族の感じる辛さを受け止めながら、その辛い思いを少しでも軽減してもらうこと。
その中で、どうしたらご本人らしい計画が立てられるかを、一緒に考えます。
面接の中で話を聴きつつ、ご本人の性格をお聴きし、できる限りご利用者の価値観・性格にマッチした支援先を提案します。
同時に、話の中で、ご家族の価値観(拘り)も確認します。
ここをきちんと把握しておかないと、どうしてもご本人ご家族の性格・価値観をうまく聞き出せず、後々、支援で失敗することが私はあります。
また、支援を受けるにあたっては、ご本人が支援に慣れるまで時間がかかる可能性があること、それまでは、むしろ大変な思いをすることもあるかもしれないことを、最初に伝えます。
『大変な思いをされることはあるかもしれませんが、どうしたら一番良いかを、一緒に考えていきましょう』と伝えています。
そして、サービス事業所には、できるだけご本人の性格や価値観を伝えるようにしています。
本当に、認知症の方の支援って難しい。
そして、ご本人らしい生活の実現を一緒に考えながら、試行錯誤することが、とてもとても大切だと考えています。
皆さんは、認知症の方の支援の際、どのようなことに留意して支援を行っていますか?