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訪問をありがとうございます。
外食の多い私は、『速い・安い・旨い』を選択基準にしていますが、ここ数年、ベストなお店は『駅構内にある立ち食いそば店』です。
あれは、せっかちな私にはぴったりなお店だと、行く度に感じています(あ、こんなことを書くと、オヤジだと思われてしまう)。
大盛りを頼んでも500円強という価格も含めて、本当に好きなのです。
なんて、個人的嗜好を書いてしまいました。
皆さんは、好きなお店はありますか?
さて、本日は職能団体研修のお手伝いをしましたが、ケアマネジャーの重要さについて、講師より話があったため、それについて書かせていただきます。
介護保険法の顔と言われる『総則』。
その中で、ケアマネジャーだけが担う役割について書いてある。
これは、『それだけケアマネジャーに期待していますよ』という意味であり、だからこそ、ケアマネジャーは公正中立に、ご利用者第一主義を貫いて研鑽しないといけない。
そんな内容でした。
これは介護保険法第7条5項の部分を指しています(以下、転記します)。
5 この法律において「介護支援専門員」とは、要介護者又は要支援者(以下「要介護者等」という。)からの相談に応じ、及び要介護者等がその心身の状況等に応じ適切な居宅サービス、地域密着型サービス、施設サービス、介護予防サービス若しくは地域密着型介護予防サービス又は特定介護予防・日常生活支援総合事業(第百十五条の四十五第一項第一号イに規定する第一号訪問事業、同号ロに規定する第一号通所事業又は同号ハに規定する第一号生活支援事業をいう。以下同じ。)を利用できるよう市町村、居宅サービス事業を行う者、地域密着型サービス事業を行う者、介護保険施設、介護予防サービス事業を行う者、地域密着型介護予防サービス事業を行う者、特定介護予防・日常生活支援総合事業を行う者等との連絡調整等を行う者であって、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識及び技術を有するものとして第六十九条の七第一項の介護支援専門員証の交付を受けたものをいう。
確かに、私たちの存在が、介護保険法の総則の中に書かれていました。
これを読み解く限り、『ケアマネジャーは専門的知識と技術を持っていなければならない』ということと、『関わる機関と円滑に連絡調整を図らなければならない』とあります。
現実はどうでしょうか?
前々からしつこく書いていますが、私は、現場のケアマネジャーこそ、研鑽が必要だと思うのです。
公費を10割受けながら支援を提供している私たちは、ある意味、公務員と一緒です。
まずはそのことを自覚し、公費で仕事をしているからこそ、求められている役割を全うしようと努める必要があるのではないかと思うのです。
そしてそれは、研修や自己学習などで知識を得、その知識を実践で活かし、実践を振り返ることでことで、専門性を高めていくのだと思います。
しつこく、もう一度書きますね。
研修や自己学習などで『知識』を得、その知識を『実践』で活かし、実践を『振り返る』ことで、専門性を高めていくのだと思います。
漫然とPDCAをこなしているから良いではありません。
行う支援、一つひとつの意味を考えて、意識して支援を進めることが『研鑽』に繋がると思うのです。
ただ、年数を積むだけでは『体験』にしかならず、『経験』にはなっていないのです。
そして、私たちに必要なことは『経験』だと思うのです。
今のケアマネジャーの存在に危機感を持っている人が、どのくらいいるのかわかりません。
ただ、一つ言えることは、『時代が流れるように、ケアマネジャーの役割・求められていることも変わっており、それを知り応えることができなければ、ケアマネジャーの資格そのものが消滅するかもしれない』ということです。
そして、その評価(ケアマネジャーの存続有無)は、そう遠くないうちになされると、私は考えています。
私は高齢者支援において、ケアマネジャーは必要だと考えています。
様々なものを喪い、様々な人生を歩んできたご利用者が、『その人らしく最後まで生きる』ために、ご利用者を支えるケアマネジャー。
その気持ちに伴走し、現状から予後も見据えて見通しを立て、必要な時期に必要な情報を提供し、ご利用者の選択した答えを支持しながら調整し、支援を行う中で、その選択は正しいか?ご利用者の現状にマッチしているかを、振り返りながら検証するケアマネジャーは、必要だと思うのです。
ケアマネジャーって、ご利用者の『その人らしさ』の応援だけではなくて、ご利用者の『人権そのもの』も守っているのです。
そのことを自覚して、改めて『私たちは何のために存在しているのか?』『どんなものが求められているのか?』を真摯に考え抜き、どうしたら、その役割を全うできるのかを考えることが大切だと思いました。
原点回帰です。
最後に。
講師の愛情のこもった、叱咤激励を書かせていただきます。
ちょっと言葉は違うかもしれませんが、内容に相違はありません。
ケアマネジャーの置かれている環境について、様々な意見が言われているが、その環境を変えることができるのはケアマネジャー自身。
『もう大変』『できない』というなら、撤退するしかない(これが不要論に繋がる)。
社会環境の変化を知り、自分たちの役割が日々変化していることを自覚し、その中で、専門職としてどこまで役割を担えるのかを、考え実践してほしい。
できない理由を探すのではなく、どうしたら実現できるかを考えるようになってほしい。
この講師は、ケアマネジャーは必要な業種であると考えている方です。
この言葉をプレッシャーとして捉えるのではなく、期待と受け取り、これからのケアマネジャーとしての立ち位置・役割を考えてみませんか?