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訪問をありがとうございます。
昨日は区内の自治会長・ボランティア団体が集まり、第1回助け合い活動についての話し合いが行われました。
私はどうしても訪問しなければならないご利用者がいたので、初めの1時間しか参加できませんでしたが、20名以上の方々が集まり、地域をどうしていったら良いか?を考えている様子に元気をもらいました。
発起人の自治会長さんは、すごい人だったんだなぁ、なんて、改めて感じました(そんな方とは知らず、ベラベラと1時間も話し込んでいた私って・・・)。
そんなわけで、今週はなぜか日中は1日外出ばかりしているため、毎日が午前様の状況でして、日曜日に一気に実績入力をしてしまおうと目論んでいる私です。
皆さんは順調に3月のスタートを切っていますか?
さて、昨夜、10日に行う訪問介護を対象とした研修のレジュメをまとめていましたが、その中で『人間力』と『人間性』について、話をしようと思いました。
私は、専門職として仕事をする上で、(普段はともかく)倫理観はとても大切だと考えています。
また、個々の持つ価値観を自分で把握し、それを面談の際は相手と擦り合せることが大切だと考えています。
それをツラツラと話そうと思っているのですが、改めてアンチョコを書き込みながら、『あぁ、本当の意味で専門性を高めるのには、人間性がとても重要なんだなぁ』と感じました。
『人間力』は、技術や知識の部分です。
これは、学問としての学びの必要性は高いですが、数年で一通りのものは習得することができると考えています。
しかし、『人間性』は、個々の持つ倫理観・価値観・人間観であり、生まれてから今まで、その人の生きざまによって培われてきたものです。
これは、一朝一夕でどうにかなるものではありません。
ごまかしがきかないのですね。
正解もないですし、とはいえ、自分自身の物事を見聞きした際の判断基準になってしまうから厄介です。
そして、ベースとなる『人間性(倫理観・価値観・人間観)』がしっかりしていないと、『人間力(智識・技術)』がどんなに高まったとしても、使い方を間違えたり、誰もついてこなかったりします。
その上、私たち対人援助技術者は、相手の倫理観・価値観を受け入れることが基本となるわけですから、本当に大変な仕事に就いているんだなぁ、と、昨夜は資料をまとめながら実感しました。
相手を受け入れる(受容)ということは、自分自身の倫理観や価値観を知った上で、コントロールしないとできないと私は考えています。
さらに、相手の人間性を受け入れた上で、その想いに正否をするのではなく、そのままの相手に共感する。
その上で、自分という存在と相手という存在の違いを知り、すり合わせていく。
これの繰り返しにより、信頼関係を築いたり、相手に合った支援を情報提供したり、支援先に繋ぐことができるのですよね。
きっと、この辺りについては、何も考えなくても仕事はできると思います。
ただ、ここをしっかりと自分の中で腑に落とし、日々関わる方々とのやり取りで、意識しながら面談を行うことで、確実に人間性と人間力の両方を高めることができると、私は考えています。
なかなか難しいですけれどね。
皆さんは、日々、忙しさに流されることなく、業務の中で意識していることはありますか?