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2016-02-12 08:03:00

訪問をありがとうございます。

 

やっとの週末となりました。

 

週明けには2月後半に入りますが、皆さんはお仕事、順調に進んでいますか?

 

私は、とりあえず、本日夜に開催する勉強会の資料を作成しようと思っています。

 

 

 

今日こそ!!!EQについて書きたいと思います。

 

 

 

前回のおさらいとなりますが、このEQという概念を考案した、エール大学のピーター・サロヴェイ氏と、ニューハンプシャー大学のジョン・メイヤー氏によると、EQの5大要素というものがあるそうです。

 

1)自分の感情を正確に知る

 

2)自分の感情をコントロールできる

 

3)楽観的に物事を考える、もしくは自己を動機づける

 

4)相手の感情を知る

 

5)社交能力・対人関係能力

 

今日は、3から考えていきたいと思います。

 

 

 

3の『楽観的に物事を考える、もしくは自己を動機づける』です。

 

とても堅苦しい言い方で書いてありますが、これは平たく言うと、『やる気(意欲)がある』ということですね。 

 

何かを成し遂げようという時に、モチベーションが低かったり、やる気がなければ、成功するはずがありません。

 

自分の中で『本当にこれを自分が行いたいと考えているか?』『これをすることでどうなるか?』を腑に落とすと同時に意欲を高める。

 

また、必要以上に失敗を恐れずにチャレンジしようという気持ちが必要だということです。

 

コミュニケーションはどちらか一方が頑張ってもうまくいきませんよね。

 

まずは『相手を知りたい』『相手と親しくなりたい』等、動機を持つことが大切、ということです。

 

 

 

4の『相手の感情を知る』については、共感力を持つと言っても良いと思います。

 

何度か取り上げているこの共感。

 

話を最後まで聴くことはもちろん、相手を受け入れ、相手の言い分を知るだけでなく、『理解しよう』と思う気持ちが大切です。

 

この辺りのスキルについては、皆さん十分にご存知かと思うので割愛します。

 

 

 

最後の『社交能力・対人関係能力』についてですが、これは、『相手の感情を理解した上で、どう行動するか?』が問われる部分です。

 

相手の意見を尊重して、自分との相違を擦り合わせができるか?

 

相手の感情と希望を正しく理解し、対処することができるか?

 

相手と自分がお互いに納得できる結論を導き出す(時間を共有する)ことができるか?

 

この辺りが5に該当します。

 

 

 

こうして考えてみると、『自分を知り、その感情をコントロールし、相手に興味を持ちながら、共感の姿勢でコミュニケーションを取り、お互いが満足する時間にする』という、至極、当たり前の能力なんですよね。

 

対人援助の仕事に就いている方は、『私はできているわ』と考えるかもしれしれません。

 

しかし、当たり前のことでありながら、現代の社会では、なかなかもって満足のいくコミュニケーションができないのは現状としてあり、それはひどく悩ましいことだと思います。

 

この原因については、個人主義の行き過ぎだと私は感じています。

 

根本的なところで、『他者への興味が薄れている』のですよね。

 

 

 

『いやいや、私は他人に興味があるよ。だけど、コミュニケーションがうまくいかないんだよね』という方が、もしおられたら、再度振り返ってみてください。

 

相手とのコミュニケーションを取る際に、自分の言動を気にして集中していませんか?

 

相手とコミュニケーションを取りながら、『次に自分は何を話そうか?』とか、『相手の話になんて返答しようか?』とか考えていると、本当の共感を行うことはできません。

 

相手が話をしている時は、自分の思考をやめて、相手の話に集中する。

 

これを行うことで、コミュニケーション能力は、グッと向上すると思います。

 

(個人的には話し上手より、聞き上手な方がコミュニケーション上手だと思うので)

 

 

 

ちなみにこのEQも、訓練次第で上達します。

 

他者とのコミュニケーションがなかなかうまくいかなくて悩んでいる方がおられましたら、本屋さんでEQについての本を立ち読みしてみてください。