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2016-01-25 18:10:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は午後から情報の公表の訪問確認を受けました。

 

先週は2回も1日研修があったり、夜も毎日予定が詰まっていたりと、後手後手になっており、調査はどうなることやら・・・と心配しておりましたが、何とか無事に終えることができてホッとしました。

 

ギリギリで半べそかきながら(書類の付箋貼りを)頑張った甲斐がありました。

 

今日は自分を褒めたいと思います^ ^

(あ、それ以前に、事前に準備を整えておくことが大切ですね)

 

 

 

さて。

 

先週受けた1日研修の中で、少し気になったことがありました。

 

アセスメント力に繋がる『質問力』についてです。

 

 

 

とはいえ、教科書通りのことを書いても『ハイハイ』と言われておしまいだと思うので、今回は認定調査をベースに、『質問を重ねて深めることの大切さ』について書いてみたいと思います。

 

いえ、別に認定調査の作成が、土曜日の分3件と本日の分2件の計5件、本日中に作成しなければならないから書いているわけではないですよ。

 

えぇ、違いますとも☆

 

 

 

認定調査の聞き取り方って、人それぞれだと思います。

 

皆さん、個々に創意工夫をされていますよね。

 

私も、『必要な情報を最小の時間で確認すること』を意識し、自分なりに工夫しています。

 

以前も書きましたが、アセスメント力・インテーク力を向上したいと思ったら、認定調査をたくさん行うことが何より大切だと、私は思っています。

 

 

 

では。

 

はじめの訪問日程の電話を行う時。

 

これは、どうしたら顔の見えない相手に信頼してもらえるかを考えながら、不信感を持たれずに調整できるかを常に考えながら実践しています。

 

何せ、この世知辛い世の中で『役所からの依頼で〜』と言うことは、一歩間違えると『何とか詐欺』を連想させてしまうことも多いわけで。

 

口調・テンポ・伝え方、等々。

 

この『考えて』『工夫しながら実践を重ねて』『振り返る』ことも、大切なインテークの一つです。

 

この辺りを意識して工夫するか、意識しないで『伝われば良い』と考えて行うかで、対応スキルに大きな差が出ると私は考えています。

 

どうせ行うことならば、自分のスキルを向上したいと思いますよね。

 

 

 

続けて、訪問時の調査について。

 

ここのポイントは、『数値化』『誰が何の部分をどの頻度・どの程度支援しているか?』を確認しています。

 

 

 

例えば、調査票『Ⅳ特記すべき事項』で概況を記載する欄があります。

 

そこで、疾患について聞き取りを行いますが、例えば『泌尿器科を受診している』と言われたら、何の疾患で受診をしているのかを確認します。

 

今回は前立腺肥大だったとしましょう。

 

前立腺肥大の場合、排尿頻度は高くなりキレが悪くなるため、日夜を分けて『何回排尿するのか?』や『失敗することはないのか』などを確認します。

 

また、下着の形態を確認すると同時に、『1日に何回位下着を履き替えるか』『誰が交換をするか?』を確認します。

 

 

 

この時のポイントは『相手が答えやすい形で数値化を確認する』です。

 

例えば、『夜は何回位トイレに起きますか?』と質問すると、大抵の方が回数を答えてくれます。

 

また、日中であれば『何時間起きにトイレに行かれますか?』と聞くと、大抵時間を教えてくれます。

 

そこから日中・夜間の排尿頻度を特記に記載します。

 

 

 

また同時に『トイレに行かれる際に、一番大変な動作は何ですか?ズボンの上げ降ろしですか?立ち座りですか?』等、具体的に例えを出しながら質問します。

 

そこで受けた返答に対して、『それをどうやって、誰が行っているか?』の質問を重ねていきます。

 

『実はズボンの上げ降ろしが大変なんだけど、一人だし、半分お尻が見えているけど仕方がないと諦めている』と返答を受けたら、『介助不適切』で選択肢が変わりますし、どうやって誰が行うのかを確認し簡潔に記載すれば、誰が見ても同じ姿をイメージしてもらえると思います。

 

 

 

『トイレにて日中は2時間おき、夜間は3回ほど排尿がある。失禁はないが、立位保持が困難でズボンを上げる動作が大変であり、半分ほど臀部が見えた状態で過ごしていると本人は答えたため、介助不適切と判断し、ズボン引き上げの一部介助が必要と判断した』

 

こんな感じですかね。

 

 

 

これを読んだ皆さんは、ある程度同じようなイメージができていると思います。

 

具体的な数値や方法・判断の根拠を書くことで、読み手がその人をイメージしやすくなるのです。

 

また、そこから更衣やの項目に確認を繋げると、質問はスムーズに進みます。

 

食事についてを聞きながら嚥下の確認を行い、口腔ケアや服薬状況・買い物・調理の項目に繋げていくとか。

 

 

 

逆に良くないのが、調査項目順に、ただただ質問を展開するというやり方です。

 

なぜなら『相手は質問の意図が理解できないから』。

 

質問の意図を理解できたら調査やアセスメントにも協力をいただけますが、質問の意図がわからないと、人は漠然としたどっちつかずの返答をします。

 

これは、私の気のせいではないと思っています。

 

こんなことから認定調査もアセスメント表も、『その人のこと知らない人が読んで同じようにイメージできる人物像』を書くことがポイントだと思います。

 

 

 

こういう質問力・簡潔にまとめる力というのは『技術』だから、努力すればいくらでも向上するのです。

 

相手を想像して、相手が聞きやすい質問の仕方を考えて実践する。

 

そして、受けた質問に『なぜ?』を丁寧に繰り返し、その人の状態が自分の中でリアルに思い描けるようになるまで、質問を重ねることが大切だと考えてています。

 

 

 

なんて。

 

本当はもっと書きたかったのですが、これを書いている間に最低5回以上はウトウトしてしまい、これ以上書こうとするとグズグズになると思うので、やめておきます。

 

 

 

皆さんは、アセスメントや認定調査で工夫していることはありますか?