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訪問をありがとうございます。
今日はタイトルどおり、『公正』と『中立』について考えたいと思います。
『公正』には、2つの意味があります。
一つは、『全てのご利用者・ご家族に対しての公正』。
これは、全てのご利用者にえこひいきなく、平等に支援を提供するという意味があります。
ケアマネジャーの、ご利用者・ご家族に対する姿勢ですね。
頭ではわかっていても、感情まで腑に落として実践することは難しい部分です。
私は、これを実践するためには、自己覚知が必要だと思っています。
そしてもう一つは、『サービスの利用に対する適正さ』。
これは、自社誘導と言われる偏った情報提供や、支援の量についても必要な分だけを提案しているかも含みます。
(因みに最近はあまり聞かなくなりましたが、『会社が併設事業所を使えっていうから』と言いながら、偏った事業所を紹介した場合でも、その責任はケアマネジャー自身にありますよ)
そして、ご利用者によって支援の量を変えたり、自分の知識によって提案する支援の種別が偏ったりすることも含みます。
そう考えると、様々なサービスをてきかくに把握するということは、とても大切だと思いますよね。
そして『中立』にも2つの意味があります。
一つは、『ご利用者と家族の関係性の中立』。
そしてもう一つは、『ご利用者とサービス事業所の関係性の中立』。
この『公正性・中立性』は、時として『倫理的葛藤(ジレンマ)』として、私達専門職を苦しめます。
倫理的葛藤(ジレンマ)や、自己覚知については、いつかアップできたら良いなぁ、と思います。
今日は、少し堅い話を書いてみました。
普段、私達が口にする『公正・中立』。
それは本当の意味での『公正・中立』なのか?
支援に追われる中でも、時々立ち止まって考える時間は必要なのかもしれないと思いました。