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版どおり
宮本武蔵の鯨退治を描いている。
浮世絵背景の作品はその絵の版の順番を考えて色を塗っていくが、色を見間違えて下の色を訂正する事やまるっきり塗りつぶしたりする事がある。
その失敗が面倒なのは塗り重ねた事で絵の具が厚くなりそれを削らなければならない事である。
浮世絵版画は一枚一枚にそれほど金や労力をかけなかったはずなので色数も制限していたハズ。
なのにずを見すぎて微妙に違う色を塗ってしまったりする。
できるだけ出力したものに近づけようとするからだ。
このシリーズを描き始めた時はかなり多くの絵の具皿を使って表現していた。
ある時、それは間違いだろうを気づき、今では色が似ていなくてもリアリティがあるように見える。
色が少ない方が本物、って感じだ。
巨人の星
長嶋茂雄逝去である。
小学生の頃、巨人戦は放送が多かったのでたまに見ていた。
あまり声を聞いたことがなかったので巨人の星の長嶋の真面目なイメージを持っていた。
しかし、実際の長嶋は口を開くとかなり天然で面白い。
あっけらかんとしていて長嶋語録があるくらいユニークな人だった。
巨人の星はど根性ドラマなのでその長嶋ではよくなかったのだろう。
今思うとあまりにも現実とギャップがありすぎる(他のアニメでも同様だった気がする)。
今の若い人達にしたら巨人・大鵬・卵焼きなんて知らないだろうし、今は大谷翔平の時代だ。
スポーツも日本国内のものではなく海外のものが好まれる。
作業ばかり
基本的に毎日作業ばかりである。
しかもアクリルと日本画材を分けて使っているのでボヤッとしていると思わず間違えてしまう。
水干と胡粉と岩絵具を併用してくどやまの作品を描いているが学生の頃の色の塗り方を多用している。
質感を追求するために絵具を洗ったり、洗いながら少し絵具を残して塗ったり、40年前によくやっていたことを思い出している。
今では古いものを表現するためにそうしているが、当時はこういうふうに描く、というか大学の指導の空気がそうさせていた。
とにかく絵具を洗え、と。
絵具を洗うと画面で混色が起こりかなり汚くなる。
それを良しとしていた大学だったが今考えると何が良かったのかさっぱりわからない。
とにかく日本画の指導には疑問符ばかりが付いていた。
今回はその指導以上にもっとメチャクチャな色の塗り方をしているが自分で納得いっているのでオッケーだ。
