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グループ展作品について
3月に時間ができたので来年のはじめのグループ展の作品を描いていた。
このブログでもそれはアップしていたので新しい情報ではないのだがスケジュール的には思いっきり早かった。
栃木県立美術館での展示なので栃木イメージ作品として出品する。
それの締め切りは実は9月だった。
早すぎると変なもので出品オッケーが出ないかも?とか考えてしまった。
これは面白くないし、栃木ではないです、とか言われて出品拒否とかになったらまた何か考えないといけない。
これ以外のアイデアといえばU字コ〜ジを描くくらいしか思いつかなかった。
しかしオッケーが出てこの案はボツになった。
今思うとこのU字コ〜ジの愛ではは自分でも形にしてみたかった。
あの漫才にはかなり好感を持っているのでいいものができたかもしれない。
岩絵の具の魅力
日本画がその作家に向いているか否かは岩絵の具を綺麗に思うか否かである。
当方が始めるにあたってはまさにそうであった。
そのせいもあっていまだに使い続けてはいる。
特に背景に使っているがほぼ何も描かない、抽象的な画面での使用である。
変に絵柄があると絵の具の美しさが損なわれる。
なので岩絵の具らしさを保つのであれば抽象仕様が望ましい。
大学にいる頃○嶋先生が李禹煥の絵を「絵の具を塗っているだけ」と批判していたがそれは間違っている。
岩絵の具はあのように正方形に塗ったり、ストロークだけは正解なのだ。
○嶋先生の絵のように天然岩絵の具を焼いて黒くして塗り、美しさを損なう描き方の方が?である。
まあ、○嶋先生の言いたいこともわかるが現在は李氏の考えの方が好みである。
GOLDEN国内販売終了
いつも使っているゴールデンのアクリル絵の具がターナーから販売されなくなる。
どういう経緯かわからないがターナーは自社でアクリル絵の具を販売し始めた。
なのでいつも行っている○部画材でここ半年くらいセールである。
疑問点がいくつかあったので店員さんに聞いてみると扱わなくなった他の画材店から安く買い取って販売しているのだとか。
どうりでラベルの印刷が薄いものや品切れしていたのにまた入って来ていたりする訳だ。
しかし国内で普通に買えないのは残念である(おそらくAmazonでは買えるだろう)。
というのも質が高くて自分の使い方によくあっていたからである。
リキテックスは絵の具にダマ(固まり)があることが多く、水に溶くのに時間がかかりすぎることがある
ゴールデンはそういうことが無く扱いやすく綺麗である。
そういうこともあってよく使う色を買い漁っている。
メディウムも同様。
なんとか完成
1ヶ月ちょっと描いていた絵が一応仕上がった。
かなり時間をオーバーしてしまった。
一つには水干絵の具の色作り。
とにかく混ざらない。
二つに胡粉の濡れ色と乾き色の違い。
わかってはいたのだが久しぶりに扱うとこれほどまでに両者が違うことに戸惑った。
日本画の絵の具の多様さを生かしてあえて水干と胡粉使用にしたがかなり厚塗りにもなってしまった。
日本画の絵は薄く塗ってこそ美しいのだが。
絵の具皿も72枚使用。
使い過ぎ。
微妙な色を多く作り過ぎ。
反省だらけ。
道半ば
新年のグループ展の作品制作に勤しんでいるがいつも通りなかなか進まない。
カップヌードルの作業はぬり絵に近いので色を塗りなおすと終わりが来る。
しかしこのポルシェのシリーズはいわゆる絵画的な作業なので納得するまで続けなければならない。
点描なので筆の置きどころも見極めなければならない。
おかげでやりこみ過ぎたところは厚塗りになってしまった。
そういったところはナイフで削って薄くして、というような行きつ戻りつの繰り返し。
好んで木の多い画像を使ったがものすごく手間がかかる。
見ていて何がなんだかわからない瞬間がやって来てイラッとすることも頻繁に起こる。
いつかは終わるだろうが早く仕上げてまたいつものカップヌードル作業に戻らなければならない。