Blog
初登校
大学の後期が始まったので出勤で京都に出た。
久しぶりの京都は外国人ばかりである。
しかもここは嵐山なので本当に多い。
授業は昼からであるがそれまでの間、懐かしい友人に校舎の中で会う。
皆さん優秀な方々で教授や准教授になっている。
自分と同じ非常勤講師もいるが初日の自分と違ってもう何年も勤めている人もいる。
日本画4年生の授業に入る前に主任の先生からどういう感じの生徒なのかを聞いた。
おとなしくて、作家志望の子は少ないとの事。
学校を出たら就職してしまうのだろう。
芸術を志して4年で終わり、なんとも残念である。
この人を探しています
くどやま芸術祭が始まり、街中を巡った。
ショーウィンドーにも一般参加の愉快な作品があってそういうものには目が行く。
その中に一瞬作品かと思って見入ったものがこの画像。
行くへ不明である。
84歳、5月13日に九度山町の宿泊先から戻らず消息不明らしい。
これが貼ってあるところを見るとまだ見つかっていないだろう。
この街では一度も警察官を見たことがないくらい平和で落ち着くところなのだがこういう事が起こると警察も動きが悪そうである。
そもそも機能しているのかもわからない。
山の中に行かれてしまったらさっぱりだろう。
町役場の人が芸術祭の警備にあたっているので普段よりは巡回している人が多いので見つかる可能性もあるかもしれない。
名前:日夏滋二(ひなつしげじ)
性別:男性
身長:170センチくらい
特徴:体格は中肉、白髪まじりの短髪で、前歯が抜けています。
連絡先:橋本警察署 0736-33-0110
X有料化
ボットや誹謗中傷などの悪質なものからの対策のようである。
それは間違っていないし良いことである。
自分は年間一円でもXをやめる。
というのもそんなにこのSNSを使用していなくてほぼあってもなくても役に立っていないのである。
イーロン・マスクからすると悪質な使用者かもしれない。
SNSが流行り出した頃はあれこれとやって宣伝に繋げようとしていたが、ほとんど知られていない自分が発信しても意味がないと感じ出した。
それからはXは展覧会の案内にしか使っていない。
SNSで作品の依頼やその他有益な事が自分には起こらず、結局は自分の足で稼がなければならないタイプのようなのだ。
有料になればクレジットカード登録とかが必要になるのだろうか。
登録しなければ自動的にアカウントが無くなるのだろうか。
どちらにせよやめる気満々である。
くどやま芸術祭開幕
晴天の日、オープニングに参加した。
美人で愉快な尺八奏者のすごいいい演奏で幕開けである。
それを聴いた後、作家たちと展示を見て回った。
表の作品コメントとは違い裏のコメントが聞けて興味深い。
場所の選定から込み入った作業まで。
2016年に参加した時よりも作品内容がかなり良くて自分の作品だけ質が下がった。
自分より年下の作家ばかりであるがその分、新しく若い作品で眩しかった。
かと言って若さだけで表現したのではなくよく練られたものもある。
長い距離を歩く展覧会回りをする事も久しぶりもあってか、進んでいくにつれて疲れが出だした。
パンクロックが出てきた時のエルトン・ジョンの気分であった。
画像は展示の中での1番のお気に入りの岸田さんの作品。
床屋跡にテキスタイルが上手く組み合わさっていて尚且つ作品自体もユニーク。
ご本人もオシャレで作品との一貫性も良い。
0306展示
北海道立美術館で0306が展示される。
この作品はちょこちょここういう展示機会がある絵だ。
刺青シリーズは商品としては劣等生だが美術品としては優等生なのかもしれない。
ただ、この作品は賞金も100万円だったし(ただ材料費はかなりかかっている)、この点でだけ優等生かもしれない。
ここでのテーマが「揺さぶる絵」なので悪くない選択でもある。
豊橋トリエンナーレの過去の受賞作から選ばれた訳だが刺青に不慣れな方には申し訳ない。
特に年配にはウケが悪いので「反社の絵」として映るだろう。
刺青が違法でも亡くなった今、それほど目新しさもないし、芸術王道の「レンブラントライト」で描いている伝統的な絵画として楽しんでもらえたら良い。