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春の展示用
来年3月にアートフェア東京へ参加する。
そのための制作を始めたが背景に北斎の「神奈川沖浪裏」を描く。
といってもカップヌードルシーフードの背景にである。
画面が正方形なのでだいぶ切り取られるのだがそれでも波の臨場感が伝わってきてこの絵の良さがわかる。
それらは自分の力ではなく北斎の力である。
この絵を使うの日本土産っぽくてどうかな、と思っていたが初めて描いてみて絵の良さがより深まった。
江戸時代には多くの浮世絵師がいたが北斎だけは科学者のような作風である。
特にこの浪裏は高スピードシャッターで撮った写真のような正確な水が捉えられている。
濃いプルシャンブルーと浅い青の縦の模様と水飛沫がリアルで無いのにリアルに見させる。
本当に小さい画面なのに50号に伸ばしても十分な強さ。
今回描く機会が得られて良かった。
私の履歴書
某芸術系大学の半期一回きりの非常勤講師の募集のために履歴書や作品ファイルを作成している。
思い起こせば大学の先生職を狙っていたがことごとく失敗に終わっている。
京都市立芸大講師(准教授→教授のコース)は2回落ち、広島市立大学は東京の友人から東京藝大系の人に決まっているらしくかなり書類を集めた時点で諦め、京都芸大(元京都造形大)の通信制の講師はそこでの講師をしている人に話を持って行ってもらったのだが返事が来なかった。
今回簡単な履歴書は送っていて3段階あるうちの審査の第1段階は通ることができたようだ。
今までで一番可能性がある。
上記の大学時は根回しも何もなく得意のいきなり申し込みであったが日本画かの◯沼先生にお会いした時に話があればお願いしますと伝えておいたのだ。
還暦にも近く社会の酸いも甘いも知っての行動である。
年末年始にかけて忙しい。
優勝!
ワールドカップはアルゼンチンだった。
サウジアラビアにグループリーグで負けて、もう優勝は消えたと思っていたがなんのその。
さすがサッカー伝統の国は違う。
フランスとの試合を観ていてベスト8になるには決勝に行く力が無いと無理と感じた。
なのでしばらくは日本は難しいだろう。
もう一つの優勝、M-1である。
月曜日のネットニュースはこれとワールドカップの報道ばかりだった。
自分としては男性ブランコが一番面白かった。
アマ出身の松本人志も同意見出会ったのでおねじ時期にアマで育つと好みも似るのか、と。
ウエストランドのは毒がキツイので優勝はないな、と思って見ていたがなんと優勝。
ここしばらくいろんなものに対して見る目が無い、と感じる。
くどやま芸術祭開催概要
ここしばらく年のせいか風邪で寝込んでいたり体調を崩すことが多かった。
作業も完全にストップしてしまい遅れが出だしている。
年賀状の作業はなんとか終わり出すことは出来たがどうでもいいことにこだわり過ぎて、これまた作業に影響が出る。
そういった毎日を送っていて来年秋の芸術祭の概要が届いた。
ここの町の方々はとても親切で一生懸命に対応してくださる。
今回もいろんな提案をしたのだがそれを懇切丁寧に応えて下さった。
中でも町の産業振興課のTさん。
あまりにも声が大きく普通の通話の状態で携帯電話を話せない。
スピーカーモードのように耳から離して机の上に置くなどして話さないと鼓膜が破れる。
またこの方とやり取りするのか、と今から楽しみにしている。
ワールドカップを振り返って
まだ続いてはいるのだが日本がトーナメントで負けた時点で終わってしまった。
それまでは他国の試合も「君たちの国も頑張っているね、日本も頑張っているよ。」的に観ていた。
今では「日本は負けましたので頑張って勝っている国の試合は面白くありません。」に変わった。
違う景色を目指してはいた日本だがある意味不本意な景色でもあった。
1位でトーナメントを突破したのにベスト8には進めなかった唯一の国になってしまった。
恥の国である日本には受け入れ難い事実であるが「よく頑張ったね。」の国でもあるのでこちらが優っている。
ベスト8にはセルジオ越後が言うようにもっと厳しさが必要だ。
画像は敗退のブラジル。
クロアチアが優勝すれば日本はくじ運悪かったってことになる。