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アートコレクターズ10月号
AFAF2022に参加するのだが今回は個展のような形式である。
つまり一人だけ、アールグローリューからの出品である。
ここには本当にお世話になっている。
5年くらい前から東京でも展示させてもらってもいる。
今回もこの雑誌に片面広告を出してくださった。
この大きさだとかなりの金額なのだが本当に有難い。
自分の作品の何が良かったのかはわからないがここのスタッフは皆親切で良い感じである。
こういう良い機会というものが学生の時には全く縁がなく、卒業してからも全くなかった。
なのに今こうして支援してくださる方々がいる。
年も取っていてスタッフ皆さんは年下ばかりであるが期待に応えられるよう努力しなければならない。
THE HEROES-兵庫県立美術館
ボストン美術館所蔵の刀剣と浮世絵の展覧会である。
浮世絵は飛ばしながら刀剣を重点的に鑑賞。
というのも両方を同じようにじっくり見てしまうと疲れ切ってしまう。
今回は鐔がかなり良かった。
これだけ細かい細工を江戸時代の職人はやっていたかと思うと驚きである。
保存状態が良いせいか本当に美しい。
よき江戸時代にタイムスリップしながら世界に浸る事ができ、こういう展覧会をまたやって欲しいと思った。
黒い鉄に金色は漆でもそうだが綺麗なものである。
作品でもよく使う配色だが金属の黒は質感が重くこちらに伝わってくるものが良い。
会場は女性も多かった。
刀剣女子であろう。
オッサンの趣味であったものに女性が進出してくることは好ましい。
https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2209/
台風14号
今回の台風はかなり強く用心が必要です、的な事が報道されるのでいつも警戒するのだが今回も拍子抜けするくらい何もなかった。
宮崎県で災害が出ているとテレビでやっていたので作業を早い目に切り上げて借りておいたビデオを見ることにした。
坂本龍一のサントラが素晴らしいベーコンの映画とクリムトの映画である。
両作品ともイメージが入っていて表現に興味を持った。
特に前者の絵の室内のような輪郭線をセットで見せるのがベーコンの絵っぽくて新鮮であった。
しかしこの人やっぱり変さが際立っていて近くにいたらちょっと怖い。
俳優もなかなかベーコンに似ていて感情移入しやすい。
ベーコンの恋人が007のダニエル・クレイグ。
う〜ん、昔は頑張ってこんな役をやっていたのだね。
クリムトの映画はもうちょっとあの煌びやかな絵が写って欲しかったか。
ゴダールはサッパリ
大学を出てから美術の勉強をし出した時に映画も見なくては始まらないだろうと思い、早速見てみたのがゴダール。
「勝手にしやがれ」は学生の時に見ていて良い映画であった。
もちろんストーリーも覚えている。
なのできっとわかるだろう、と軽い気持ちで鑑賞。
が、しかし上記の作品以外は「気狂いピエロ」の色が良かった以外は全く記憶にない。
勉強にもサッパリならず、なぜこの映画作家がそんなに良いのかチンプンカンプンであった。
そのためにやはり自分には芸術は向いていないと改めて思い、しばらくして日本画をやめてしまった。
他にもタルコフスキーやヴィスコンティーなんかも見たがそれらは面白いと思えた。
画面も良かったし作り込みが気に入った。
ゴダールは自分とは全く違う次元の人を感じた。
それはこの巨匠の死に方、自殺幇助もそうだ。
確かに体の機能を失う病気にかかっていたというのもあるがこれを選択するあたりこの点も自分とは違う考え方である。
インタビュー
ARToVILLAという大丸松坂屋百貨店が運営するサイトがあってそこの取材を受けた。
また詳しくはこのホームページでお知らせする。
作業場に人が来るのはいつ以来か。
ここで話をするのに慣れず不手際が多かった。
ここを写真撮影をするにあたり片付けをしたのだがツメが甘く絵の具だなを移動させるとゴミがそこかしこと出てきた。
自然な笑顔がこれまた難しく普段が出てしまう。
アンケートに沿ってその絵が必要なので色々なものを撮っていただいた。
刷り込みバケは一番よく使うものだが綺麗に洗っておくのを忘れ汚い状態のまま。
1時間半ほど取材の方々がおられたが仕上がりはいかがなものか。
画商さんに叱られないように問題なくアンケートも答えたつもりだが。