Blog
おひさ
相も変わらずカップヌードルを描いている。
和紙に墨、胡粉は使うがしばらく膠、岩絵の具は使っていない。
前回使ったのはRおじさんで筆を使って描いた以来。
その前は群青の岩絵の具をシーフードの背景に使いまくった。
その時はエアブラシで吹いたので描いたわけではない。
なのでハケで塗ると言う作業は何年振りかになる。
膠は古いものと新しいものとを両方持っているが今回は後者。
腐らないので使い勝手はいい。
ただ接着力には問題がある気がして何十年も持つか心配。
塗り方はバブリーな厚塗り。
カップヌードルの平面性との対比を作る。
しかも真っ黒。
溶岩のようなマチエールを期待。
最高裁判決
日本は先進国から途上国になり始めている。
教育、最低賃金等挙げだすと多くあるが悲しい現実である。
刺青裁判判決もその一つになるかと危惧していた。
が、しかし一審を破棄、判決は無罪である。
刺青を入れる事が医療行為かどうか、先進国ではありえない話である。
安全安心も大切だが表現することの自由も大切である。
今までの彫り師では甘んじて罰金を支払っていたがこれからは表立って看板が上げられる。
ただ、陽の当たらない仕事に陽が当たるようになり少し残念な気もある。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63999100X10C20A9CR8000/
BLM
コーヒーのような響きであるがブラックライブズマターである。
日本人にはあまり実感がないがこのニュースはよく見る。
主にアメリカで悲惨な事態が起こっていてここ島国では考えられない。
警官が黒人を容赦なく撃つ動画は本当に怖い。
大坂なおみが殺された被害者のマスクを付けて登場していたが良きことだ。
彼女は日本人の国籍のようだがアメリカでの生活の方が長いであろうし自分の問題でもあるのだろう。
画像はF-1の英国人ドライバーハミルトン。
ちょっと強い目のメッセージのTシャツが問題視されている。
きっと自身も差別を受けてきただろうから強いメッセージを出したいのだ。
バンクシーが言っている、これは白人の問題だ、と。
めんどくせ〜
彼を知ったのは30年くらい前のテレ東系のファッション番組である。
東京芸大出身でモデルをやっていて驚いた。
放送ではスタッフや周りの人を絵に描いていて確かに美術をやっている絵だったのを記憶している。
顔は暗くてわからなかったが後日雑誌でよ〜く拝見。
それから何年かしてグループ展で彼と同級の人たちがいて話を聞くに広末と付き合っている時「めんどくせ〜」と言っていたらしい。
なにがそうなのかはわからないが人気絶頂の頃の広末をそんな風に言う人がいるとは世の中の男を敵に回すはずだ(全く興味はないのだが)。
格好良く遺伝子もすごそうで順風満帆にしか思えなかったが映画やその他関連することがキャンセルが出ないことを祈るばかり(映画は彼をカットしないで上映するようだ)。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d99132d813d3c9d9748f0ee52b59eb10022356b
ハイソ
先月末、京都芸術大学名称裁判の判決が出た。
市立芸大を表示する名称として京都芸術大学が著名であるかどうか(勘違いでなければ、世間に知られているかどうかということ)が問われていた。
しかし世間では知られていない大学らしく一般の人には京都芸術大学と京都市立芸術大学では市立という点で間違えは起こらない、と判断されたようだ。
確かに京都市芸大は知られていない。
東京へ出て出身校の話の時には芸術系の人にも知らないと言われる始末。
大阪芸大が知っていても知らない人が多いのだ。
この裁判の結果がテレビで報道された時、この大学からは草間彌生や佐渡裕の出身大学で、と報道されていた。
少し前なら草間彌生ではなく上村淳之先生あたりであったろうに。
しかしこの裁判は京都市立芸術大学の凋落をあらわす出来事のように感じている。
ここ最近では倍率も下がってきていて足切り(倍率を下げるためにセンター試験で低い点数の受験生を切る)も無くなったと聞く。
倍率はデザインで8倍、美術で4倍、工芸で3倍くらいか。
それはさておき、市立芸大は控訴し今後も戦うようだ。