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2020 / 09 / 09  08:00

ハイソ

ハイソ

先月末、京都芸術大学名称裁判の判決が出た。

市立芸大を表示する名称として京都芸術大学が著名であるかどうか(勘違いでなければ、世間に知られているかどうかということ)が問われていた。

しかし世間では知られていない大学らしく一般の人には京都芸術大学と京都市立芸術大学では市立という点で間違えは起こらない、と判断されたようだ。

確かに京都市芸大は知られていない。

東京へ出て出身校の話の時には芸術系の人にも知らないと言われる始末。

大阪芸大が知っていても知らない人が多いのだ。

この裁判の結果がテレビで報道された時、この大学からは草間彌生や佐渡裕の出身大学で、と報道されていた。

少し前なら草間彌生ではなく上村淳之先生あたりであったろうに。

しかしこの裁判は京都市立芸術大学の凋落をあらわす出来事のように感じている。

ここ最近では倍率も下がってきていて足切り(倍率を下げるためにセンター試験で低い点数の受験生を切る)も無くなったと聞く。

倍率はデザインで8倍、美術で4倍、工芸で3倍くらいか。

それはさておき、市立芸大は控訴し今後も戦うようだ。