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アメリカの中学生が学んでいる14歳からの世界史
日本史は作品でもよく使っているのでそれなりに理解できているが世界史はトントだめである。
高校生の頃、あまりにも範囲が広すぎて頭に入ってこなかった。
ギター・ウルフの「高校生アクション」🎵ローマ帝国の滅亡なんて今のオレには全く関係ねえ🎵状態になっていた。
還暦を前に勉強をし直すつもりで話題になっていたこの本を読み始めている。
作業の合間に読んでいてかなりわかりやすいが異邦人の名前は全く頭に入ってこない。
ただ巷で難しい話に出てくる偉大な偉人や地名がこれか!と思うことが多い。
紀元前でさえこんな状態なのでこの先こういったことが続出であろう。
アメリカは日本と教育制度が全く違うであろうから国中の統一した内容ではないだろうが、歴史を面白く学ぶことをこの本からわかる。
日本での出版にあたってノート仕立てにしたのだろう、それも好感が持てる。
https://www.youtube.com/watch?v=fHBzKlS6nQs
蚊取り線香 箱の中身
マロニエの盆景展に向けての制作である。
今回は絵ではなく工芸制作だ。
いつもと違うことをやってみたくなり、やり出したが失敗の連続である。
蚊取り線香の緑が綺麗なので試しの樹脂に浸すとすぐに色が変化し、真っ黒い線香になってしまう。
これでは美しさがない!ということでジェッソを塗って緑を塗る。
まずはアクリルで塗って樹脂に浸して固まるのを待つと色が流れ出して汚い。
どうしたものかと今度は蛍光の緑を塗ってみる。
これはうまく行ったのだがこの蛍光色、曲者で粒子が細かく特にこの黄緑系はムラが出やすい。
10回くらいは塗らないと綺麗ではなく、その上黄緑さは失われてしまう。
ま、元々緑なのでいっか、ぐらいの気分で作業を進める。
だがまた何かが起こるのが恐ろしい。
違うことは楽しさもあるが怖さの方が今は大きい。
Black lives matter
アメリカの美術館巡りで大きな収穫は黒人作品だ。
日本人にはほとんど馴染みがない。
しかし大坂なおみを白く描いたり、ダウンタウンの年末の笑ってはいけないシリーズで浜田に黒人の格好をさせて笑いを取る、何かも意識はしていないがちょっとした問題にもなったので当たらずとも遠からずである。
アメリカに行く前にビリー・ホリデイ物語を見ていたのもあって意識も高まっていた。
しかし、作品群は重いものばかり。
奴隷制、虐待、等。
美術作品であるから見やすくはなっているが想像するに肉体的にも精神的にも痛くて大変。
問題は今でもこのテーマは続いていることだ。
画像は半立体作品で黒人が痛めつけられた時にできた傷を表している。
future for you
アメリカの思い出の美術館、と言うより今回は博物館である。
美術館巡りの合間にここピーターセン自動車博物館へ行った。
クルマが好きでなければちょっと辛いが男性にとっては楽しい場所だ。
保存状態のいいものばかりが展示されているが映画に使われていたクルマは一番興味を惹いた。
デロリアンやナイトライダー、バットマンカーまである。
しかも大きい。
アメ車はやはりこうでなければいけない。
映画のクルマもそうだがレーシングカーやクルマのアートまで展示されている。
とにかくワクワク感が半端ない。
日本の展示だと畏まった、整然と見やすく分かりやすくが大事だろうが、エンターテイメントの国は見せ方が上手い!
楽しむことを大事にしている。
テスラの展示はクルマ自体がすごいデザインなのでどう見せても絵になる。
アメリカのデザインは人間い未来を感じさせている。
無駄は多いが夢がある。
この博物館に宿泊したい。
日本画ばなれ
友人が面白い動画を紹介してくれた。
おそらく土曜日の朝、読売テレビで放送していたものではないかと。
その時間は某国営放送の「チコちゃんに叱られる!」の後、「有吉のお金発見 突撃カネオくん」を見ている。
なのでこの放送を全く知らなかった。
表題には日本画ばなれと出ているが厳密には日本画絵の具ばなれである。
全国の美術大学の日本画科は減っているわけではない。
多少、少子化の影響はあるがそれでも激減ではない。
なので日本画を描く人が減ったと言うより岩絵具や棒絵の具などの画材を使わなくなった、が正解だろう。
よく行く絵の具屋さんがアクリル絵の具ばっかり使って描いている!と激怒していたのを思い出す。
岩絵具は高すぎるし使い勝手が悪すぎるので日本画科生には疎まれるハズである。
その点アクリル(特にアクリルガッシュ)は塗りやすいし安価である。
先生たちも見た目わからないので文句も言えず流しているハズだ。
そもそも日本画ってなに?て思い始めると材料はなんでもいいかもしれないし、全くダメかもしれない。
ただ、職人ばなれは上記とは違った困った現実である。
どこもそうだが伝統の継承の難しさだ。