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2022 / 09 / 16 08:00
ゴダールはサッパリ
大学を出てから美術の勉強をし出した時に映画も見なくては始まらないだろうと思い、早速見てみたのがゴダール。
「勝手にしやがれ」は学生の時に見ていて良い映画であった。
もちろんストーリーも覚えている。
なのできっとわかるだろう、と軽い気持ちで鑑賞。
が、しかし上記の作品以外は「気狂いピエロ」の色が良かった以外は全く記憶にない。
勉強にもサッパリならず、なぜこの映画作家がそんなに良いのかチンプンカンプンであった。
そのためにやはり自分には芸術は向いていないと改めて思い、しばらくして日本画をやめてしまった。
他にもタルコフスキーやヴィスコンティーなんかも見たがそれらは面白いと思えた。
画面も良かったし作り込みが気に入った。
ゴダールは自分とは全く違う次元の人を感じた。
それはこの巨匠の死に方、自殺幇助もそうだ。
確かに体の機能を失う病気にかかっていたというのもあるがこれを選択するあたりこの点も自分とは違う考え方である。