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2023 / 10 / 18
00:16

かんじんなことは、目には見えない。

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金沢大学フィルハーモニー管弦楽団とのリハーサルで思ったこと。

エルガーの交響曲第1番、第1楽章、練習番号「48」

第1、2ヴァイオリンとヴィオラに「Last desk only」の指示があり、

最も重要な循環主題はたった6本の弦で始まるが、

他のモティーフが入ってくるとほぼ聴こえなくなる。

もちろんこれはエルガーの意図であり、

奏者は心の耳で聴かなくてはならなくなる。

聴こえなくても、大切なものがそこにあると信じ続けると、

やがて主題は大きく成長しコンサートホールに響き渡り、

最高の感動をもたらしてくれる。

大好きな本の一節を思い出した。

「”かんじんなことは、目には見えない”と王子さまはわすれないようにくりかえしました。」

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2023 / 10 / 13
22:53

金沢にて

金沢に来ています。

明日、明後日と、

金沢大学フィルハーモニー管弦楽団とリハーサルをするために。

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ベートーヴェン/「エグモント」序曲

リムスキー=コルサコフ/スペイン奇想曲

エルガー/交響曲第1番

・・・素晴らしいプログラムです。

指揮者が藏野さんで良かった、と言ってもらいたい。

楽しく、充実したリハーサルの時間を過ごさせてあげたい。

本番で音楽に感動し、音楽の感動をお客様に届けられるようにしたい。

・・・それだけの事がなんて難しいのでしょう。

写真はホテルの部屋から見た金沢の夕暮れ。

2023 / 10 / 08
10:00

堀川ジュニア吹奏楽コンサート2023、ぜひ聴きにいらしてください!

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ついに明日が本番となりました!

音楽大好き、吹奏楽大好きな中学生が、

一生懸命奏する音楽を、ぜひ聴きにいらしてください!

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京都堀川ライオンズクラブの皆さんは、

堀川周辺の中学校吹奏楽部に所属する中学生の、

演奏技術向上のために

「堀川ジュニア吹奏楽ワークショップ」と

「堀川ジュニア吹奏楽コンサート」を毎年開催して下さっています。

その素晴らしい活動は、

中学生のスキル向上をもたらした事はもちろん、

音楽を演奏する楽しさをも育んで下さいました。

受講生徒からは、音楽専門家になった生徒もおります。

今年は10年の節目の年であると同時に、

京都堀川ライオンズクラブ結成50周年の記念ということもあり、

京都コンサートホールで開催されます。

僕も尊いボランティアを長年続けてこられた、

京都堀川ライオンズクラブの皆さんへの、

尊敬と感謝の気持ちをこめて、合同演奏の指揮をさせて頂きます。

 

コンサートには、どなたでもご来聴いただけますが、事前登録が必要です。

下にあるURLにアクセスしていただけると幸せです。

https://teket.jp/7580/26081

 

 

2023 / 10 / 04
11:46

彼らが何と言おうと、あなたらしくいれば良い。

エルガーの交響曲第1番をより深く理解するための

暗中模索が続く。

イギリスの事をもっと知りたい。

今朝は、スティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」の歌詞を

ノートに書き写し、自分なりに訳してみた。

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I don't drink coffee I take tea my dear この歌いだしが好きだ。

今回は、Be yourself no matter what they say という言葉が心に沁みた。

この曲はクエンティン・クリスプという人物が

アメリカに渡った時のことを歌にしている。

この人は同性愛のカミングアウトをした先駆け的な人物ということだが、

映画「イミテーション・ゲーム」で見た、イギリスの保守的な性差別が背景にあって、

コンピュータの原型を作った主人公の葛藤を思い出し、

この歌の根底には、悲しい物語があるのだと思った。

だからこそ、

「彼らが何と言おうとも、あなたらしくいればいいんだ」という言葉に

感動したのだと思う。

 

2023 / 10 / 02
09:09

エルガーとの距離

陵水フィルハーモニー管弦楽団、和み交響楽団という

二つのオーケストラと「エニグマ」を研究、練習、発表するという、素晴らしい時間を経て、

また、現在の、金沢大学フィルハーモニー管弦楽団との「交響曲第1番」の取り組みから、

果たして僕とエルガーの距離は縮まったのかな?

・・・そんな思いで今朝の音楽を聴いた。

まず、

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エルガー/交響曲 第2番 変ホ長調(ボールト指揮 ロンドンpo)

・・・登山口までは来れたけれど、山は見えない、そんな気持ちになった。

続いて、

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エルガー/チェロ協奏曲(デュプレVc バルビローリ指揮 ロンドン響)

・・・最初の一音から、心に突き刺さるような音楽、体が打ち震えるほどの感動、さすがに誉れ高い名演。

でも、作曲者が近くなったというより、ソリスト、指揮者、オーケストラが素晴らしく、どんどん、

心の中に入ってきてくれたみたいに思った。

一万歩を越えたので帰宅の音楽をと、

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スティング/イングリッシュマン・イン・ニューヨーク

エルガーと同じ香りがする、そして心地よい。

本日の感想としては、

イギリスの音楽は、すごく近くまで行けたとしても、

最後の一線を越えることはできない・・・

でも、もっと分かりたい、感じたい!

今できる事、さらなるスコアの勉強・・・頑張ります!!

 

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