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2024 / 02 / 14
01:38
「DSCH」
2024年5月26日(日)ザ・シンフォニーホールで開催される
交響楽団ひびき第20回記念定期演奏会を客演指揮させて頂く。
大変名誉なことである。
メインプログラムである、ショスタコーヴィチの交響曲第10番への
最初のアプローチとして、
作曲者名の表記を、日本語とドイツ語にしてもらうようお願いした。
この曲の重要なモチーフ、作曲者自身を表すと言われている
「DSCH」を理解しやすくしたいと考えたからだ。
ドイツ語表記は
D.SCHOSTAKOWITSCH
英語だと最初の「C」がなくなってしまう。
ロシア語表記だと
そもそも読める人が少ないと思われ・・・。
交響楽団ひびきとはこれまでに、
いくつかのショスタコーヴィチ作品を演奏してきた。
第11交響曲「1905」は標題音楽の最高峰として圧巻の演奏を為せた。
第10番は20世紀最高の絶対音楽ととらえる。
「音楽は音に語らせろ!」(Miles Davisの言葉)
素晴らしい演奏への手掛かりとして、
かつて、ひびきと取り組んだ
室内交響曲ハ短調op110a すなわち弦楽四重奏曲第8番で得た、
「DSCH」を核とする音楽、その貴重な演奏経験がある。