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2022 / 12 / 31
11:00
大阪大学交響楽団と、作曲家の望んだ音を追求する・・憧れて夢見るように。
確かなものは、目の前にある楽譜だけだ。
でも、きっとマーラーはこう思ったに違いないと、
いろいろな角度から考察しアプローチを試みる。
手ごたえを感じる瞬間がある。
阪大響のメンバーとその手ごたえを共有できる実感もある。
チャイコフスキーの気持ちを想像してみる。
シェイクスピアの原作のお陰で表現のおおまかな方向は分かる。
リハーサルしていると、さらに高い次元での表現に憧れる気持ちになる。
作品に込められた感情の高まりの凄さに圧倒されそうになる。
でも我々は諦めることなく音を磨く。
モーツァルトの音は、あまりに純粋で、
良い表現へと導くための言葉すら見つからない。
作曲の時、モーツァルトの頭の中にドイツ語での思考があったと仮定すると、
アプローチの糸口が見つかる。
これでいいのかな・・と思いつつも、
一生懸命練習する。
今できる事を精一杯やる。
思いついたことは、とにかくやってみる。
作品への憧れが、追求のエネルギーとなる。
大阪大学交響楽団と僕は、
今、おそらく、最高に”楽しい”時間を過ごしている。