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2022 / 02 / 13
23:53
白夜の音楽・・和み交響楽団
今日は和み交響楽団とのリハーサルだった。
シベリウスの5番を練習しているとき
とても良い方向に仕上がっているのに
漠然とした不安のような気持ちが
音楽にまとわりついてくるのを感じた・・・
壊れやすい繊細なガラス細工のような
でもきわめて美しい音を創りたい。
もうすこしで協和しそううな和音を
不安定な状態でさりげなく聴かせたい。
曲がすすむにつれて
不純なものを脱ぎ捨てていく。
理論上の協和音が必ずしも
「純」というわけではない。
スコアの最終3ページ
とらえどころのない
そこにあるのに手に取ることができないような
複雑にぶつかり合っているのに
この世のものとは思えないほど美しい音が
ホールに充ちた。
感動的、というのとは何かが違う気がする。
僕たちはとても恐ろしいところに
足を踏み入れたのかもしれない。