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2021 / 12 / 27
03:21
和み交響楽団は新しく素晴らしい音を見つけられるかもしれない・・
和み交響楽団とのリハーサル。
シベリウスの第5番の1楽章の感動が最も高まる場所で、
真っ青な空の下、北の海に浮かぶ巨大な氷山の一角が、
崩れ落ちて海に沈むような
雄大な表現をして欲しいとお願いしたが、
僕のイメージ通りの音楽を奏でてくれた。
シベリウスで彼らは今までにはなかった、
和みの新たな魅力を表出できるかもしれない。
逆にショスタコーヴィチでは、
20世紀の冷戦時代に抑圧された市民感情が、
うまく演奏すればするほど、重くのしかかってくるようだった。
確かに作品の核心をついていけそうなリハーサルであったけれど、
そうではない「和み」にしかできない表現を見つけなければならないと感じた。
僕は、もっと勉強しなくてはいけない。
◇写真はしょうこちゃん撮影のものです。ありがとう!