1971年10月24日、
94歳のカザルスはニューヨークの国連本部で
「鳥の歌」を演奏し、
”わたしの故郷カタルーニャの鳥は
ピース、ピースと鳴くのです”
という言葉で世界に平和を訴えた。
僕はTVでこれを見て
あるいは再放送を見たのかもしれないけれど
ものすごく感動したのを覚えている。
ビル・エヴァンスの
エブリバディ・ディグズ
には peace piece というソロの曲が収められている。
最初はマイルス・デイヴィスの
フラメンコ・スケッチと同じモチーフだと
喜んで聴いていたが、
この天国的な美しさは
平和への讃歌なのだと思うようになった。