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本のためにー大家利夫の仕事 和歌山県立近代美術館
大家先生の名前は森村泰昌氏の製本の時に知った。
と言うか、間違った読み方で頭に入ってしまっていた。
「おおいえ」と読まずに「たいか」と読んでしまっていて名前とは気が付かなかった。
製本の「たいか」が森村氏の本を作った、という感じだ。
製本の展覧会は珍しく、ロサンゼルスに滞在の時に大変お世話になった博士のお招きで鑑賞。
綺麗すぎる作業に驚嘆。
最終日のこの時には先生も居られて実際の作品を手に取って、しかも解説もしてくださる贅沢なものであった。
先生は作り手として語るので製本に詳しくなくても気持ちが通ずる。
難しく話す事はなく楽しく話すことに心がけていた。
話の後、食事会にも呼んでいただき、幾ばくか話を直にすることができた。
印象的だったのは「製本は儲からない」。
芸の道は険しい、と痛感。
初登校
大学の後期が始まったので出勤で京都に出た。
久しぶりの京都は外国人ばかりである。
しかもここは嵐山なので本当に多い。
授業は昼からであるがそれまでの間、懐かしい友人に校舎の中で会う。
皆さん優秀な方々で教授や准教授になっている。
自分と同じ非常勤講師もいるが初日の自分と違ってもう何年も勤めている人もいる。
日本画4年生の授業に入る前に主任の先生からどういう感じの生徒なのかを聞いた。
おとなしくて、作家志望の子は少ないとの事。
学校を出たら就職してしまうのだろう。
芸術を志して4年で終わり、なんとも残念である。
この人を探しています
くどやま芸術祭が始まり、街中を巡った。
ショーウィンドーにも一般参加の愉快な作品があってそういうものには目が行く。
その中に一瞬作品かと思って見入ったものがこの画像。
行くへ不明である。
84歳、5月13日に九度山町の宿泊先から戻らず消息不明らしい。
これが貼ってあるところを見るとまだ見つかっていないだろう。
この街では一度も警察官を見たことがないくらい平和で落ち着くところなのだがこういう事が起こると警察も動きが悪そうである。
そもそも機能しているのかもわからない。
山の中に行かれてしまったらさっぱりだろう。
町役場の人が芸術祭の警備にあたっているので普段よりは巡回している人が多いので見つかる可能性もあるかもしれない。
名前:日夏滋二(ひなつしげじ)
性別:男性
身長:170センチくらい
特徴:体格は中肉、白髪まじりの短髪で、前歯が抜けています。
連絡先:橋本警察署 0736-33-0110
X有料化
ボットや誹謗中傷などの悪質なものからの対策のようである。
それは間違っていないし良いことである。
自分は年間一円でもXをやめる。
というのもそんなにこのSNSを使用していなくてほぼあってもなくても役に立っていないのである。
イーロン・マスクからすると悪質な使用者かもしれない。
SNSが流行り出した頃はあれこれとやって宣伝に繋げようとしていたが、ほとんど知られていない自分が発信しても意味がないと感じ出した。
それからはXは展覧会の案内にしか使っていない。
SNSで作品の依頼やその他有益な事が自分には起こらず、結局は自分の足で稼がなければならないタイプのようなのだ。
有料になればクレジットカード登録とかが必要になるのだろうか。
登録しなければ自動的にアカウントが無くなるのだろうか。
どちらにせよやめる気満々である。
くどやま芸術祭開幕
晴天の日、オープニングに参加した。
美人で愉快な尺八奏者のすごいいい演奏で幕開けである。
それを聴いた後、作家たちと展示を見て回った。
表の作品コメントとは違い裏のコメントが聞けて興味深い。
場所の選定から込み入った作業まで。
2016年に参加した時よりも作品内容がかなり良くて自分の作品だけ質が下がった。
自分より年下の作家ばかりであるがその分、新しく若い作品で眩しかった。
かと言って若さだけで表現したのではなくよく練られたものもある。
長い距離を歩く展覧会回りをする事も久しぶりもあってか、進んでいくにつれて疲れが出だした。
パンクロックが出てきた時のエルトン・ジョンの気分であった。
画像は展示の中での1番のお気に入りの岸田さんの作品。
床屋跡にテキスタイルが上手く組み合わさっていて尚且つ作品自体もユニーク。
ご本人もオシャレで作品との一貫性も良い。