ブログ
焙煎した豆を販売するときに、豆を入れる「包材」も悩みました。豆が見える透明な
包材は、「酸素」も「湿気」も「光り」も通すため経時変化がはやくなります。
ただ、焼いた豆の色艶が分かるため「鮮度感」があります。尚且つ、価格も安いです。
ん・・・・・・・。悩んだ結果、焙煎した豆の「鮮度維持最優先包材」を使用するこ
ととしました。ジッパー付で価格も高いです。痛いですが、美味しさ維持優先です。
ということで、色はシンプルなシルバーで酸素を通さず、湿気も通さず、光りも通さ
ない包材で、ジッパー付で何度も使え、そのまま冷蔵保存も冷凍保存もできる包材を
使用することとしました。
実際に、今年の夏、常温の状態で1ヶ月間この包材で焙煎後の豆を保存してみました
。1ヶ月後のこの豆を、ドリップしてみましたが、良い状態なのでビックリしました
。途中、何度か飲んで、開け閉めもしたのですが・・・・。
正直にいうと、ブラジルの豆にあまり良い印象はありませんでした。ただ、浅煎りか
ら中煎り・中深煎り・深煎りの4段階までオールマイティでブラジルの豆は焼けると
聞いていたので、焼いてみました。
豆は「ブラジル サンアントニオ プレミアムショコラ NO2 S17/18」と
いうとても長い名前の生豆です。
・浅煎りは、1ハゼの真ん中の「シナモン」で煎り止めいたしました。
・中煎りは、1ハゼが終了したところの「ミディアム」で煎り止めいたしました。
・中深煎りは、2ハゼの真ん中の「フルシティ」で煎り止めいたしました。
・深煎りは、2ハゼの終了まで持っていきました。「フレンチ」と「イタリアン」
の中間ぐらいのイメージです。
焼いた翌日に、おっかなびっくり、浅煎りから順番に4種類カッピングしてみま
した。味の好みは別として、全種類飲めました。特に、中深&深煎りのゾーンは
絶品です。75℃の温度で飲むと、普通は苦みが先行するのですが、この豆は
最初に「豊穣な甘味」が来ます。次に「柔らかなコク」「丸い苦み」がきて最後
に「ほのかな酸味」という感じです。
☆ やられましたぁ。文句なしの定番です。