インフォメーション

2018-10-20 16:05:00
maeda.jpg

10月の22日から28日まで銀座8-7-18の月光荘画室2で前田画伯の個展が開催されます。画伯は猫を飼っておられ、当クリニックの患者様です。また画伯の作品は待合室の入り口に近いところに掛かっている猫がそれです。

画伯の作品は何点か拝見させていただいているのですが、私はどの作品も大好きです。構図、色調、そこに漂う昭和の感じが何とも言えない幼いころの気持ちを呼び覚ましてくれます。そういう画家はそんなにはいません。例えば、岸田劉生画伯の村娘図、麗子像などは明治時代を、体験してはいないものの、なぜか思い出させてくれるのです。

前田画伯、私のお薦めの芸術家の1人です。絵画のお好きな方はぜひ銀座に足をお運びください。

余談ではありますが、私は古美術が好きで、趣味が高じて、古美術商の免許を取り、かつてはプロの市にまで参加しておりました。20年くらい前は盛んに市に通っていましたが、良いものは非常に高価でした。しかし、現在は古美術品はほとんどが値崩れ状態です。お金が余っている人は買いの時代ですが、なかなか値が戻ってはいかないと予想されます。骨董品の相場は景気と連動していたことを考えると、総理が言うように景気が良くなっているなんてありえないことが、よく理解できます。私が死ぬまでに収集したものがガラクタからお宝に蘇ってもらいたいと切に感じる今日この頃です。


2018-10-16 09:32:00

最近私の向学心を満足させるようなセミナーが少なかったのですが、ちょっと変わった面白そうなセミナーを発見したので、出てみたいと思っているので、予告させていただきます。獣医療でも漢方医学はかなり入り込んでおります。私はほぼ100パーセント西洋医学スタイルですが、かつては中医学の漢方や鍼灸なども多少は勉強したことがあります。確かに使いこなせばよいものも多くあります。今回の情報は、韓国伝統医学つまり韓方と呼ばれる医学のみを実践している動物病院の先生が韓国から来られてセミナーを行うのです。面白そうなので受講しようと考えています。実は、日本にも和方という独自の医学がありました。有名なのは、忍者が携帯していた生薬ですね。

私は代替療法にはあまり興味はないのですが、頭ごなしに否定すべき範疇ではないと考えております。もちろんエビデンス、つまり文献的な裏付けがないようなものは話にはなりませんが、伝統医療には、なにか隠された治療へのヒントが必ずあるのではないかと考えています。韓流の時代劇を見ていると生薬が非常に使われているし、専門医なるものも多くいたようです。目からうろこということもあるかもしれません。


2018-10-07 17:26:00

類は友を呼ぶ。簡単に言うと似た者同士が友になるということですが、本日加計氏は総理と30年来の友と表現しておられましたが、総理は氏のことを、腹心の友と言っておられました。よっぽど仲がよろしいのでしょう。

2人のよく似ている点は、都合のいいことばかり覚えていて、都合の悪いことは記憶になくなっていくという体質です。例えば3年前のことなど普通忘れてしまうでしょうが、それでも自分に有利な記憶だけは忘れていないのです。あっさりと言い切ってしまうので、あきれてしまいます。

こんな輩に税金を投入するなどいい加減にしてほしいと思います。またこのような腐った大学から同業者が出るとはたまりません。何とかなりませんかね、今からでも。加計学園獣医学部を潰して税金を取り戻す会、でも発足しますか。


2018-10-03 08:56:00

企業セミナーです。お決まりの弁当なのですが、最近全くサプライズというものがなく、さっさと食って始めようみたいな、残念なムードです。セミナーの講師もどこから連れてきたのか知りませんが、題目に騙されたという感じでした。最近セミナーや学会が非常に多く、私のように趣味で参加している者にとっては結構楽しいのですが、講師の質も問われる時期にきているようです。専門家の集まる場ですので、できるだけわかりきったことで時間をとらず、ポイントのみで話を展開する能力のある講師を開催側もチョイスするべきだと考えております。良く終了した後、講師の先生に盛大な拍手を要求するところがあるのですが、今回もそうでしたが、本来拍手など自然発生的に起きるもので、仕事をして、夜疲れて出てきている者たちが、納得できる内容であれば、自ずと拍手は起こるものであります。自然に起きなければ内容がアウトであったということなのです。

今回のテーマは永遠の課題というほど重要です。薬理学の歴史でステロイドの発見は人類にとってかなり重要なものでした。そして長い歴史の中で未だに、ステロイドにとって替わることができない治療は数多くあります。我々獣医師にとっても、この薬がなかったらなどとは想像もつきません。特に猫はステロイドに強いことが知られており、副反応も出にくいので、キャットクリニックの専門医は、ステロイドの恩恵なしに生涯を終える猫は少ないと言い切るほど価値があります。一方、人と同様に犬では副反応が出やすく、使用には注意が必要となります。この点について解説したセミナーでしたが、ステロイドに替わる、副反応の少ないかゆみ止めの宣伝がメインでした。アップデートではなかったようです。


2018-09-26 08:58:00

富士フィルムモノリスという臨床検査センター主催のセミナー。題して第1回エアストガイド。エアストとはドイツ語で最先端という意味だそうで、健康診断でまだ症状が出ていない早期に病気を発見し、初期治療に入っていくというコンセプトです。考え方は非常に良いと思われるのですが、最先端というほどでもない内容でした。最近は一昔前と違い多くの獣医師向けセミナーがいつでもどこでも開催されております。大学の先生たちのアルバイトが多いのですが、ほとんど内容が同じものを使いまわしている場合もあり、そういう場合は無料の企業セミナーが多いのですが、そんなときは題目を変えずに、事前に講演内容がほぼ同じであることを示唆していただきたいと思います。

今回のコンセプトである健診から初期病変を発見し治療に至る考え方は大いに賛成です。また本来病気とはそういう考え方でよいのですが、特に内分泌疾患で症状がない動物に治療をすべきかどうかを判断する能力が一般開業医にあるのかどうかなど、まだまだ課題を含んでおります。というのも、薬の副反応、あるいは費用なども含めて、総合的に考えて治療の時期を決定する因子は検査値以外に多くあるからです。今回のセミナーは健診の値に重点を置いたものでしたが、確かにその点は重要ではありますが、本当に大切なことはいつから、どんな治療を開始するかの判断ではないかと痛感しております。

それにしても、最近の日本はどうなってしまうのでしょうか。貴乃花親方の会見を見たのですが、古い話で恐縮ですが、もう50年くらい前のことです。私の大好きな力士で天龍という人がいました。多くの方はプロレスラーの天龍源一郎といえばわかると思うのですが、彼が大関に最も近い力士と言われながら大相撲を引退した時のことを思いだすのです。その経緯は長くなるので省略しますが、彼のポリシーが相撲では貫けなかったので引退したのですが、その潔さは今回の親方と通じるものがあります。才能があるものをだめにしてしまう、まさにこの国のやり方です。体制に従わなくとも生きる道をつけてあげるのが、社会というものではないでしょうか。そうでないと気に入らないからといって力のないものが権力のあるものに潰されていくだけの面白みのない世界になってしまいます。