ごあいさつ

インフォメーション

2019-06-30 09:05:00

てんかん、認知症などの神経系の疾患に対しての企業セミナーでした。食品メーカーであるピュリナが処方食を日本でも展開するようになったこと、その販売をネスレが行い、ネット販売のみで、獣医師の処方のもとで販売するなど、新しい展開が始まります。登場した食事の中に、特発性てんかん対応の療法食があり、目新しい点ではあるのですが、成分に中鎖脂肪酸を配合していることがトピックのようなのですが、人ですでに流行は下火になってしまったサプリですね。まあ他にも脳の栄養管理に良いとされる、アルギニン、ビタミンB、お決まりのEPAプラスDHAを含みますが、どうでしょうか、私も食べてみますか。

夕食時のセミナーは弁当がないとやる気が出ないのは私だけでしょうか・・・ ・・・。


2019-06-24 09:47:00

内容はワクチン接種後に起こりうるアナフィラキシー様反応に対する対処法でした。ワクチンのメーカーが主催で、東京のメイン会場と博多、広島、名古屋、札幌の各会場に中継されるもので、大規模なものでした。時間も4時間30分くらいかかりましたが、内容としてはせいぜい30分もあれば良かった感じでした。久しぶりで秋葉原の会場に行きました。メイン会場を探していると、メイド喫茶の勧誘が激しく、今思えば素直に受け入れておいた方が良かったかもね。一瞬迷ったけど・・・ ・・・。冗談ですよ。

競馬の宝塚記念も散々だったので、昨日は盛り下がった1日でした。


2019-06-21 08:46:00

企業セミナーですが、薬の宣伝というよりは口腔内の専門医による動物病院が取り組むべき歯科診療のような感じの内容でした。お決まりの弁当は軽食で、まい泉のメンチカツサンド、まあ普通ですね。可もなく不可もなくという感じです。できれば。カツ、エビ、メンチで選択可能であればなおよかったかもしれない。

さて内容ですが、人の医療で言うと、その辺の内科や外科や皮膚科や眼科や小児科のクリニックの先生に歯医者もやれや、てな感じに受け取られてしまいました。これは、まともに考えたら不可能です。なぜなら外科の先生に内科も診なさいというのとは、ちょっと違うように感じるからです。歯科は歯学部で6年間学習し、研修医を経て歯医者になるわけだし、使用する器具、機械も全く違ってきます。そこで我々動物のクリニックは患者様に何を提供していくかという話になるのですが、やはり予防歯科が主流になると考えます。

参考までにお話しすると、犬や猫には虫歯はほぼないと考えてください。したがって予防すべきは歯肉炎、歯周炎のことになります。


2019-06-19 08:31:00

ドイツ、バイエル薬品から出た関節系のサプリに関するセミナーです。お決まりの弁当ですが、コメントに値せずという感じです。唯一良かった点は、和食で粗食であったため、今朝の私の空腹時血糖値が正常値に何年ぶりかに入っていたということぐらいですね。まさか、糖尿病の私のために100人余りの弁当のメニューを決めたわけではないでしょうが、こんな弁当を毎日食べていたら私も健康になっちまうな、と思いました。

さて、犬も猫も10歳以上になると変形性関節症が非常に増えてきます。なんと、ポメラニアンの87.5%、スコティッシュホールドの100%が10歳以上になると罹患するという報告もあります。軟骨が破壊されていく疾患っで、軟骨には神経系はありませんので、直接の痛みはないのですが、それ以外の関節周囲には多くの神経が入り込んでおり、軟骨が破壊されることにより炎症などで強烈な痛みになることも多々あります。種にもよるのですが、早めのサプリの投与はかなり効果的な手段であることが、人でも知られていることです。

いつも書いているのですが、横浜の開港記念会館で行われる月1回のセミナーですが、この会館は夜のライトアップが素晴らしく、室内も昭和初期の感じが落ち着きを醸し出していて、セミナー会場としては大好きなところです。内覧もできますので、ぜひどうぞ。


2019-06-14 08:36:00

腫瘍の専門医によるアップデートのセミナーです。これは非常に人気があり夜の遅い時間に始まりますが、相当の数の獣医師が集まってきます。若い獣医師が多いのは、良いことでありますが、業界全体のことを思うと、ちょっとどうかなとも思います。

肥満細胞腫、これは悪性の腫瘍、癌です。ただし、グレードやステージにより切除してしまえば完全に治癒する場合も多くありますが、完全に切除するには、外科医の経験とスキルの差が大きく出てしまうことがありますので、注意が必要です。

アップデートとしては、やはり今流行りの抗癌剤の一種である分子標的薬、この薬はちょっと前までは非常に高価で一般には手を出しにくい物でしたが、後続品なども出るようになり、やや価格も下がってきたので、一般のクリニックレベルでも使われるようになってきました。一部の肥満細胞腫には非常に効果的な薬剤です。以前からの抗癌剤と異なり、特定のがん細胞を狙い撃ちする作用があるので、正常な細胞にダメージを与えないという特徴が非常に優秀であると評価されるところです。

今後の癌治療は、ここが重要なところで、癌は消滅したが、体も弱ってきてしまった、さらには死んでしまった、ということではなく、癌細胞のみ狙い撃ちでき、正常細胞は温存できるような治療法に向かいつつあります。


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