ごあいさつ

インフォメーション

2018-04-29 08:36:00

今年も早いもので、すでに前半から中盤へと突入いたしました。お決まりの5月の連休ですが、暦通りとさせていただきます。なお、1日は火曜日ですので午後は休診です。ご注意ください。よろしくお願いいたします。

皆様、楽しい休日をお送りください。

 


2018-04-27 09:18:00

夜、診療が終わってから40分ほどバイクを飛ばして、2時間のセミナーを受けるのを毎週のように繰り返していたのですが、さすがに冬場は寒さに弱いので休んでいたら、あっという間に半年が経過してしまいました。私たちが新しい知識を勉強するするツールは一般的にはインターネットを使うことが多いのですが、私は実際に講義を受けるタイプのほうが、なんとなく好きです。

さて急性腎不全、これは大変な病気です。他の病気の末期には良く起こる合併症の1つですが、健康な子がいきなりこの病気になることは、あまりないとは思いますが、もしなってしまったら、治る可能性は結構低いので、そういう意味では、できることなら避けて通ることがベストだと考えます。一般的に飼い主様が注意できることは、食べ物が原因で起こる場合、これははっきりとしています。犬ではブドウおよびレーズン。猫では食べ物ではありませんが、ユリ科植物、猫の場合この植物を生けておいた花瓶の水をなめただけでも発症することがあるので注意が必要です。発症したら、ほぼ助かりませんので、何度も繰り返しとなりますが要注意です。


2018-04-26 09:09:00

最初の病院からすると4代目になるのですが、眼科の検査には欠かせないスリットランプを新機種に変更したわけなのですが、由希子先生曰く、前の機種の方が何となく優れているようで、1か月間使っているのですが、やはりちょっと調整できるものならと思い、メーカーを呼んでいるのですが、それがなかなか来てくれません。昔から売りっぱなしの業者はありましたが、あまりに来ないので、金払わないと脅したところ、まだ結果に反映しておりません。決して安いものではございません。しかし、たとえ安いものだったとしても、機械類はアフターサービスこそが生命線だと考えるのですが、残念なことです。

最近、慢性的にイライラしている人が多いようで、私自身もその一人です。政治のことなんて関係ないと生きてまいりましたが、こんなにも政治のことがストレスになるとは意外でした。

李下に冠を正さず。総理の好きな故事ですが、以前は良くお使いになっていましたが、今や、李下に冠を正しすぎて、行き場を失っているのが現状であります。

私もほぼ総理と同学年のせいか、この故事は好きです。李下、とは果物のスモモの木の下のことです。そんなところで頭に手を置いたらスモモを盗むと思われても仕方ない。疑われるようなことはするな。ということなのですが、この際、私は総理に送りたい故事が一つあります。類は友を呼ぶ。

これは良い言葉です。もし私が総理になって、腹心の友と思っていた人間が、獣医大学を造りたいとわかり、本人に何か頼まれたら、私は李下に冠はただしません、と言い、そのような人間を腹心の友と呼んでいた自分もまた、同じような人間なんだ、つまり類は友を呼んでしまったのだと深く反省し、自分を変えていくしかないのだと、気が付いていただけたなら、人生万事塞翁が馬というものです。


2018-04-05 17:33:00

チャーハン。大好物でもないのですが、時々無性に食べたくなる時があります。特に初めて入る中華屋さんでは、必ずチャーハンを注文します。理由は調理人の鍋ふりのスキルと火の加減、簡単なスープでは出汁の繊細さがわかり、その店を評価するには十分だからです。

病気をしてから味覚が鈍くなってきた私が久しぶりに食べたいと感じた、武蔵新城の仙龍という古びた小さな極めて昭和風の中華飯屋のチャーハン。この店は名店ですがいつも空いています。調理人は御高齢の方、接客は多分息子。40代。名店でありながら、なぜか誰もいかない時間の空間に入り込んでしまったような店がたまにあります。こういう店は客が来なくても絶対に潰れません。

以前から週に1度は行く、お気に入りの店でしたが、今回チャーハンを食べてあらためて、この店の存在意義のようなものを感じました。

店に入ると客が1人、ビールを飲みながら餃子を食べて、たばこを吸い、スポーツ新聞をひろげて、昼のワイドショーを見ていました。そんな風景が似合うのが、この店です。私は何時ものようにカウンターに座りチャーハンを頼みました。調理人の姿は見えません。しかしカーテン越しに鍋の音が心地よく響いてきます。チャーハンって、こんなに多くの工程があったかな、と思いながら耳を側立てていると、結構時間がかかり出来上がってきました。いつものチャーハン。香りが素晴らしい。レンゲを湿らせようと、軽くネギで覆われたスープを一口。味はいつも通り、しかし私の感じかたが確かに違う、舌に受けた複雑なエキスの流れがいっきに全身を駆け巡る、ふやけた体の隅々にまで行き届いたエキスの恵みが、私の体をいっきに覚醒させてくれた。ついに戻った。次にスープがやや滴るくらいのレンゲに軽くチャーハンの一角をのせ素早く口のやや唇に近い部分に入れて口を閉じ、目を閉じ、鼻と舌と口腔粘膜に広がる、まさに名曲がいっきに盛り上がる瞬間のような感覚に私はこれ以上ない幸せを感じたのです。やはり戻った。

本日はちょっとやりすぎました。次回はほどほどに。


2018-04-01 16:56:00

あと1か月で62歳になる身ですが、先日シックデイに陥り不覚にも約50秒間気を失い、その時から私の身に大きな変化があったので、この際皆様にお知らせしておこうと考えました。私は異常なあまり食にこだわる人間で、ほぼ好き嫌いはなく、大食漢で、そのうえ、いわゆるゲテモノと呼ばれている物でも、食べている人がいるのであれば、多分それが何であれ食べれると思っています。ただし犬や猫はもちろん絶対に食べません。

そんな人間ですから、他人が食べれないと言ったり、食べ物を残したりするのを見聞きすると、物凄く腹が立ちました。しかし、あの日以来、私の体と心で何かが変わってしまい、すでに1か月経つのですが、まず何かを食べたいという気持ちが以前ほど激しくおきません。そして食欲も人並みで十分という具合です。以前は1.5人分は普通に食べていました。そればかりか、物によっては食べきれないこともあります。これは私にとっては未経験の領域です。そこで、はじめて他人が食べ物を残したり、嫌いなものを我慢して食べたりする痛みやつらさのようなものが理解できるようになったのです。驚きです。でも生きているうちに、他人の気持ちの一部でも思いやることができたのは、まさに怪我の功名だと前向きにとらえております。

この先はまだ不確定ではありますが、物凄く気が短い人間だと、自他ともに認めるところではありましたが、自分が頭に来る前に、他人のことを多少考える時間が出てきたように感じております。しかし、この点はまだ自信をもって公表できるとこまではいってはおりませんので、くれぐれも地雷を踏まないようにご注意ください。

 

 


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