ごあいさつ

インフォメーション

2022-08-11 08:44:00

私のクリニックには現在、動物看護士として雇っている人は3人おりますが、正確な意味では3人ともまだ動物看護士とは言えません。なぜなら来年より、長年の関係者の努力によりやっと、動物看護士が国家資格になることになり、第一回目の試験が実施されることになったのです。つまりそれに合格すれば、晴れて動物看護士に認定されるわけです。そこで私は心配していることが有るのです。どこの病院でも動物看護士は昔より存在しております。そんな方々は実践で鍛えられて、既に大きな動物病院の看護師長として重要な役割を担っている人もいらっしゃることと思われます。現に私の所の看護師長も既に30年近いキャリアーを積んでおります。まあベテランの方々が無事に合格すれば何ら問題はないのですが、こういった試験は現役が限りなく有利となります。国家試験が出来るという噂が現実味を帯びてから4年生の動物看護科を持つ大学がが幾つか出来て今年から卒業生も出ております。そこで考えられる最悪なパターンは、就職1年目の国家資格を持つ看護師が、30年のベテラン国家資格を持たないただのリーダーの下で働かなければならないという状況です。国家試験に受かってない人を今までのように看護師長とは呼べません。それどころか、仕事内容も看護師と比較するとかなり制限を受けることになります。何十年も頑張ってきた人々にはちょっと残酷かもしれません。こういった人々救うやり方はいくらでもあるはずですが、今の政治を見る限りでは、ほぼ無理でしょうね。

勤務している動物病院の医院長の評価とか勤務年数を点数として上乗せするとか、簡単なことだと思うのですが・・・。

 


1