ごあいさつ

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2018-10-20 16:05:00
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10月の22日から28日まで銀座8-7-18の月光荘画室2で前田画伯の個展が開催されます。画伯は猫を飼っておられ、当クリニックの患者様です。また画伯の作品は待合室の入り口に近いところに掛かっている猫がそれです。

画伯の作品は何点か拝見させていただいているのですが、私はどの作品も大好きです。構図、色調、そこに漂う昭和の感じが何とも言えない幼いころの気持ちを呼び覚ましてくれます。そういう画家はそんなにはいません。例えば、岸田劉生画伯の村娘図、麗子像などは明治時代を、体験してはいないものの、なぜか思い出させてくれるのです。

前田画伯、私のお薦めの芸術家の1人です。絵画のお好きな方はぜひ銀座に足をお運びください。

余談ではありますが、私は古美術が好きで、趣味が高じて、古美術商の免許を取り、かつてはプロの市にまで参加しておりました。20年くらい前は盛んに市に通っていましたが、良いものは非常に高価でした。しかし、現在は古美術品はほとんどが値崩れ状態です。お金が余っている人は買いの時代ですが、なかなか値が戻ってはいかないと予想されます。骨董品の相場は景気と連動していたことを考えると、総理が言うように景気が良くなっているなんてありえないことが、よく理解できます。私が死ぬまでに収集したものがガラクタからお宝に蘇ってもらいたいと切に感じる今日この頃です。