日記

2024-03-01 17:40:00

ヘパーデン結節を訴える方が多く見えられます。

 最近、指の関節が硬くなって変形してしまう「ヘパーデン結節」と診断された、とおっしゃる方が増えているように見受けられます。

 調べましたが、現在明確な原因は分かっておらず、冷却して安静にする保存療法を勧められる方が多いとの事です。

 関節が固まりすぎて骨のようになってしまっている場合は、整体では無理には動かせませんが、この症状を訴える方に共通するのは手の平の凝りが非常に強いという事です。

 肩が凝ったと言う方は多いですが、手の平が凝ったと言う声はあまり聞きません。身体の中枢に近いところほど凝りや張りなどの変化を強く感じ取れますが、中枢から遠い手の平となりますと変化を感じ取る力が弱いのかもしれません。

 但し、よくよく考えれば身体の中で一番活動しているのは手ですので、疲れないわけがありません。手の平や手首に蓄積した疲労が何らかの原因になっている可能性もあるのではないかと考えます。

 肘を机の上につき、手の平を上に向けてパーの状態を作り、その上から軽く反対の手でトントンとリズミカルに叩いてみて下さい。

 振動が伝わった部分の力みが少しずつ抜けていくかと思います。また、各指を持って軽くフワフワと振ってみる事で、指に溜まった浮腫みを散らすことが出来ます。上記のような対策で、手に残る「力み」を毎日減らすようにしていけば、ヘパーデン結節の予防になるのではないかと考えます。

2024-02-22 14:53:00

元気が出ない、気虚に注意

やる気が出ない、休んでも疲れが抜けない、胃腸の働きがイマイチ、手足が冷える、体温がなかなか上がらない、年に何度も風邪をひく

 気温差、気圧差でこの時期発生しやすい上記の状態を東洋医学上は気虚と呼んでいます。気=エネルギー、虚=不足 なので読んでそのままの意味です。

 気はどこから発生するかというと「胃」であると考えられています。胃が働きやすいようにするためには、姿勢に気を付けて身体を九の字に曲げて圧迫し続けない、寒気が当たる事に気を付けて冷やさないようにする、なるべく冷たいものを控える、食べ物を長時間煮たり細かく切るなどして消化しやすくする、などの対策が有効とされます。気は下方から上方へ上るとされていますので、下半身をなるべく冷やさない事も大事です。
 乾燥にも同時に対応しなければならないので、脂ものや水分摂取も多少は必要ですが、過度に採りすぎると中和や除去に余計に「気」を使いますので量に注意してください。
身体を病気から守る衛気(えき)=免疫 も気から作り出されると考えられていますので、この時期気虚の対策をするために胃の養生をすることは病気の予防にも繋がります。

経絡において「胃」は肋骨内側の腹直筋と腰方形筋の境目辺りから股関節直上辺りまで、膝下の足三里から足の甲を通って中指内側までと広範囲に渡ります。正確に一点一点押さえるよりも、大まかに1~2センチ間隔で軽く押さえながらお腹側から足まで移動していき、仕上げに軽くサッと数回押さえていた個所を撫で払うと気血の流れを促せます。

2024-02-06 22:07:00

あまり使わない変わった技

清流堂で使う技術のベースは中国整体の一派であります推拿という流派の技です。

これをベースに大正時代の姿勢矯正健康法などを取り入れてアレンジして日々の施術に生かしています。

日々施術していると、使いやすい瀉法の技術を使うことが多くなっていますが、元の教科書には他にもあまり使っていない変わった技もあります。

例えば「発法」。簡単にいうと軽いデコピンです。これをリズミカルに軽く頭部に行う事で、頭部の硬直を取って頭痛改善に役立てる、という趣旨の技ですが、なんとも使うタイミングの難しい技です。

他には「一指蠕推法」などもあります。指で軽く押圧するまでは一見指圧技に見えますが、そのまま押さずに軽い振動を入れます。

硬直が強い箇所をピンポイントに振動をかけて解すという趣旨の技ですが、大変地味であり、これも使いどころの難しい技です。

いつか使う場面もあるかもしれないので一通り覚えてはいますが、未だに使いこなせていない技が実はいくつもあります。

少しずつ練習して引き出しを多く持っておくことで役立つ場面もあるかもしれないので知っておくことは大事だと考えます。

2023-12-14 23:17:00

強い押圧の使い道

 当院では基本的に掌の平面圧を用いて、筋肉の硬直を解除するような技術を多用していますが、これは身体が押圧に反応して警戒し、逆に硬直してしまうのを防ぐためです。いわゆる「もみ返し」が発生しづらい施術を目指しています。

 では、強い押圧の技は全く使われないかというと実はそうではありません。

 平面圧で硬直を取り除く技を「瀉法」といいますが、これに対して一点を押圧する技を「補法」といいます。

 補法は、弱った臓器に対応する経穴を押して活性化させる為に使われることがほとんどです。

 「もみ返し」のような筋肉の拒否反応と同じ仕組みを逆手にとって上手く用いる事で、反応が弱った臓器に刺激を与えて活動しやすい状態に持っていく、というやや高度な技術になります。

 むやみに何処でも押せばいいものでもなく、「ここが弱っているから使用する」という目的意識が必ず必要になる技ですので、行ってみた整体屋さんで強く押されましたら、その目的を聞いてみるのも面白いと思います。

 上記はあくまでも東洋医学上の考え方ですので、もしかしたら他の流派では違う目的で強い押圧を使用していることもあるかもしれません。

2023-11-03 23:09:00

背中が張る時

 寒い日が来たかと思うと日中は暑くなったりと、温度の変化が激しいです。温度の変化を身体の中枢にある受容器が感じ取ると、肺などの臓器が冷やされないように肩や腰の筋肉を硬直させようとしますので、特に重いものを持つような激しい仕事や長時間の集中仕事などをしていなくても背骨横の「脊柱起立筋」が引っ張られて硬直しやすくなります。運動などで使用された張り方と違い、硬いゴムのような強烈な張り方になることが多いので、呼吸が苦しくなったり、首や腰が痛くなったり、全身が重だるくなる原因となります。

 この場合は張る原因が姿勢の歪みではないので、背骨の位置調整をするような施術だけでは簡単には緩まない事が多いです。

 胸椎と頚椎の境目辺りの棘突起が出っ張っているかどうか、或いは腰椎の棘突起に出っ張っているところは無いか、をまずは確認し、これが極端に出ているようなら温度変化に対応して身体に自動で力を入れさせている最中です。

 下手に力を入れて解そうとはせず、出っ張っているところを中心に掌を置いて温めつつ、首側は首と肩の境目辺りにある「缺盆」という経穴、腰側は骨盤と背骨の境目にある「大腸愈」という経穴を軽く押さえてそのままじっと待ちます。

 根気よくそのまま待ち、「温度変化に警戒する必要無し」と身体が判断してくれれば嘘のようにあっさり解れます。

 脊柱起立筋は上下の引っ張りさえ解除されれば、後は手の平で筋肉を押さえながら軽く圧縮して離す、を数回繰り返すと自然に解れていきます。

 自力では難しいので、お一人であれば上の2点が解れた後にヨガの運動の内、背中に関するものなどを取り入れれば同じように緩められるかと思います。

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