上を向いてますか?
昔の歌のタイトルではありませんが、最近上を見上げたのはいつですか?
意外に多くの人が、いつ上を見上げたか覚えていないのではないでしょうか?
それほど、上を見上げる機会というのは少ないです。
小さい頃なら、周りの大人がみんな自分より大きいので見上げてばかりでしょう。
大人になってからはどうですか?
パソコン仕事の人も、運転仕事の人も、料理や美容の仕事の人も、ほとんどが前方から下に視点が集中する時間が多いです。
背が高い人であれば、歩いているときも足元が気になって視点が下方に集中しやすいかと思います。
結果としてどうなるかというと、首の後ろの筋肉が硬直し、「上を見上げる」という動作そのものを忘れてしまうんですね。
試しに上を見上げてみてください。ちゃんと、頭蓋骨と首の境目、窪みがあるあたりで曲がれていますか?
そこが動かずに、首と背中の境目あたりで曲がっている人が多いかと思います。
なかなか難しいですが、この頭蓋骨と首の境目を動かすように心がけてください。
肩こりや猫背の防止につながるだけではありません。実は「法令線や顔のたるみの防止」という重大な効果が期待できます。
下を向き続ければそれだけ顔を下に引っ張る力が増しますが、上を向く機会が増えればその力が弱まります。
美容と姿勢、実はこんなところでも大きな関係があったんですね。