真夏に首が痛くなる理由

冬場に寒さで首がすくみ、力が入るあまり首、肩がこるという方は多く見受けられます。

ところが、気温が高いはずの夏場でも首が痛くなる方が多いです。

 この時期の首の痛さの特徴として、春や秋の季節変わりに自律神経の疲れから発生するものと張り方、痛み方が異なり、もっと強く緊張を伴う

張り方にが多いです。

 原因の一つは冷房で、例えばオフィスなどで長時間座り姿勢を続けた際に、背後から冷風が当たり続ければ、真冬と同じように寒さから身体を守るために、

首回りの筋肉が自動的に緊張していきます。

この場合は布一枚を首に巻いて冷風を防ぐことで防ぐことが出来ます。

 更に、強い緊張を伴う張りの場合、原因の一つとして汗のかきすぎによる水分不足が挙げられます。暑い日、寝ている間の発汗量は想像するよりもはるかに

多く、筋肉が滑らかに動くための水分が

足りなくなる恐れがあります。この場合、首だけではなく足の裏などが張ることも考えられます。失った汗の成分の補充として、水分以外に塩分も同時に

摂取する必要があります。

寝る前にポカリスエットなどの経口補水液を多少飲んでおくと、このような張りが発生しにくくなります。

 もう一つ考えられる原因としまして、寝ている間に頭と身体が布団に置かれている状態の時、首が浮いている事が考えられます。

日中、オフィスなどでお仕事をされていると頭を前に倒されている方が多いですが、この時首横から鎖骨あたりまでを支える胸鎖乳突筋という筋肉がずっと

緊張したままになります。そのまま仕事が終わっても、首を反らすなどの運動をしない場合、お仕事中の首への負担がずっと残ったままになります。

 その後、夜寝るときも布団に置かれる事なく浮いたままでいますと、昼も夜もずっと首の力が抜けていないことになります。

ほんの簡単な事ではありますが、寝るときにバスタオルなどを丸め、首の下に置いて寝始めだけでも休息を与えるようにしてください。

 また、寝ているときの冷房の直撃でも首の硬直が発生することがありますので、良く首回りが凝る方はフェイスタオルで構いませんので一枚巻いて寝るように

してください。