日記

2025-06-19 20:24:00

外気の上昇に伴う熱けいれんに注意

 まだ6月半ばですが、既に30度以上の日が続いており、来たばかりの梅雨がどこかへ行ってしまったかのようです。

 例年通り水分とミネラルの摂取に気を付けるのは何より最優先になります。
 もう一つ気を付ける事は、よく言われるように夏場に筋肉がつる現象についてです。正式には「熱けいれん」と言われますが、原因としてはいくつか考えられます。

・発汗と利尿による脱水症状
・外気が暑い中で筋肉が活動する事で身体にとって必要以上に運動機能が活性化しすぎる(亢進する)
・運動や一定姿勢の連続による筋肉の疲労が蓄積して身体にブレーキがかかる

 脱水症状に対してはとにかく水分摂取が第一です。
 筋肉の疲労に関しては、暑くて寝苦しいですがなるべく休みを多くとって疲労を減らす事です。

 運動機能が過度に活性化しすぎる現象は暑い中で荷物運びなどの途中でも起きますが、ランニングなどの運動を終えた直後や、外回りの仕事を終えた後などの運動終了後にも起こります。
 身体が熱の働きで活性化しすぎてブレーキがかからなくなっている状態ですので、先ずは冷やす事が重要です。ぬるめのシャワーなどで全身の血流を落ち着けるのも良いかと思います。
 通常はこのように冷やして安静にすることで熱けいれんがおさまりますが、急な活性化に驚いていわゆる「筋肉の拘縮」という状態になると中々痛みや硬直が抜けない事もあります。
 拘縮を自力で解除するのは大変ですので、もし痛みが長期化している場合は、何処か専門のところで診てもらう方が良いかと思います。

まだまだ本格的な暑さはこれからですが、6月でも既に油断は出来なくなってきています。くれぐれも熱中症の諸症状にはご注意ください。

2025-05-23 20:51:00

低気圧と姿勢について

 気温が上昇してくると共に雨予報の日が多くなって来ており、梅雨入り宣言こそまだですが既に湿気も多くなり、その期間に入りつつあるように感じます。

 

 雨の前や、逆に急に晴れたりなど気圧に大きな動きがあると頭痛や眩暈などさまざまな不調を訴える方が増えます。

 昔は根性論が先行して「気持ちが弱いから」みたいに扱われていましたが、近年では漸く「気象病」として医学的に認められるようになって来ました。

 

 低気圧は文字通り空気の圧が下がり、圧迫が減るという事は血管が拡張します。

 身体は急な血流の増加を感じ取ると「セロトニン」という神経伝達物質を出して流れを鎮静化しようとします。心臓への急激な負荷を避ける為の安全装置ですが、血流に加速と減速が急に加わりますので頭痛や腰痛が増すのはこの為です。また、内耳もこの空気圧の変化が影響しますので、人によっては眩暈や吐き気の原因にもなります。

 

 座り姿勢や中腰姿勢が多いと普段でも各関節の筋肉や靭帯が固まりやすくなりますが、この時期は更に気圧の影響で代謝が増減して関節部で停滞しやすくなります。

 水分摂取と軽い運動で代謝を促すのはいつも以上に大事になります。他には熱中症の対策と同じですが、冷やしたタオルを脇や額に当てて神経群を冷まし、セロトニンの分泌を減らすのも不調の予防になります。

 

 また、耳周辺に集合している交感神経を始めとする神経群が過剰に働き、こめかみ周辺の筋肉ごと硬くなっていることが多いです。頭痛の原因になりますので、耳を軽くつまんで大きくゆっくり動かしたり、こめかみを摩るなどしてなるべく柔らかく皮膚が動くように維持して下さい。

 

 気圧の変化は天候そのものが原因ですので個人の対処法ではどうしても限界があります。体調にキツさを感じましたら整体で緩めるのも手だと思いますので宜しくご検討ください。

2025-03-03 11:23:00

春先の変化に対して

時折寒い日もありますが、徐々に日が長くなり春らしい季節に変わりつつあります。

 

お仕事も学業も新しい体制に移行する時期であり、忙しさから疲労が蓄積する方も多いかと思います。

 日照時間が長くなることによる身体の最大の変化は、冬場の栄養を貯めようとする動きが減って、消化して発散し、適切な量に調節する動きが多くなることです。

 貯めた栄養素を消化するのに胃の働きが活発化し、同じく貯めた悪いものをろ過するために肝の働きも活発になります。良いものも悪いものも同時に現れて消化されるこの作用の事を東洋医学では発散ではなく「発陳」と呼ぶそうです。

 

 日々の忙しさ、季節の変化を感じ取るのも自律神経の働きであり、その情報から各臓器を動かすのも同じく自律神経の働きです。

 運動面からみると、冬場は寒さと乾燥で硬直した箇所が多いのでゆっくりした動きで鈍い箇所で止め、血流が通り始めたらまた少しずつ動かす、というように冷凍から解凍するような運動が適切とされます。

これに対し春先の季節変わりの時期は、こめかみ→首の前後左右→鳩尾と背中の肋骨下→腰の骨盤上の前後→膝→足首までの神経のつながりを意識しながらゆっくり大きな動作で広範囲に動かす動作が適切とされます。同じような肌寒い季節ながら秋口の発汗を意識した動作ともまた変わってくるのが特徴です。

 

新しい季節への調節の時期を乗り越えると、活動しやすい良い身体の状態がやってくるとされます。神経疲労と気候の変化に注意しながら健康に気を付けてお過ごしください。

2024-08-04 22:27:00

夏にもしもやけができます

 しもやけは何となく冬場の寒さで患部が冷える事によって血行不良を起こしてできるもの、と認識している方が多いと思います。

 正確には寒さと暖かさの差によって血管の収縮・拡大が起こって発生するものですので、実は夏場にもしもやけは発生します。

 暑さで寝苦しい夜が続き、ついつい冷房に頼りたくなりますが、暑い時血液は足から頭の方へ上昇します。寝汗によって体内の水分も減り、血流が滞りやすくなっているところに更に冷房で冷やされますので、冬場のようなしもやけが出来る条件が揃ってしまうのです。

 温水で温めながら柔らかく擦るようなマッサージをして血流を回復させると症状が緩和します。

 また、普通なら熱中症になりそうなこの猛暑を逆に利用し、十分な水分を取り、帽子などで頭を守ったうえで近所を一周する程度の軽い散歩をすることで、熱気と軽い運動が血行を促し、自然としもやけや、同じような血行不良による腰痛などを緩和させることが出来ます。

 熱中症などの暑さから来る症状は激しいものが多くて恐ろしいですが、よく注意しながら利用する事で多少は良い働きになる事もあるようです。

2024-07-18 15:05:00

夏場の病因、「火邪」「暑邪」

 

東洋医学において病の原因とされている大きな区分の内、夏場に関連するものとして

「火邪」と「暑邪」が挙げられます。

 

「火邪」は内に熱気が蓄積する事で発生する病因であり、足から頭部へ上昇する性質を持つとされます。更に症状の進行が速く、突然現れるとあります。

①    発熱、多汗、頭痛、喉の痛み、口乾、黄色の鼻水など表に症状として現れるもの

②    発疹、鼻血(鮮血色)、吐血、血尿、など症状が内に現れるもの

に分けられるとされます。

 外気の熱や湿気、気候の変化、疲労の蓄積に対して、自律神経が過剰に働いて身体の熱を過剰に高めてしまう状態が①。そこから更に寝苦しさによる睡眠不足などによって自律神経の調節が上手く働かなくなり、血管の収縮と拡張の機能が乱れて発生するのが②とされます。

 風呂などで熱を加えると症状が悪化する事があり、涼しいところで休むと症状が緩和するとされます。

 

 「暑邪」は文字通り外気の暑さから発生する病因です。気(体内のエネルギー)を減少させ、腎などが持つ身体を冷却する機能を弱らせることで発熱、のぼせ、ほてり、眩暈、口渇、異常な発汗、頭痛、胃痛、排泄関係の不調、倦怠感などの症状が現れるとされます。

 いわゆる「熱中症」です。

 暑邪に関しては先ず外気が暑い、という分かりやすい要因がある為、火邪に比べると発見しやすいです。塩分を含んだ水分の摂取、猛暑下の外出を避けるなどの対策はテレビや雑誌などでも沢山取り上げられています。

 

夏場、熱中症に気を付けるのは勿論ですが、気付かずに身体が熱を持ってしまう「火邪」の症状もありますのでお気を付けください。

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