日記

2022-10-17 21:51:39

足がつるとき

少しずつ寒くなってくるこの時期、夜中に足がつる、という人も多いようです。

夏場であれば水分、ミネラル不足という原因が考えられますが、この時期の冷えも足がつる原因の一つになりえます。

 

転筋、あるいは腓腹筋痙攣とも言いますが、経穴で対応しているのは少陰腎経の「湧泉」という、足の裏の筋肉が合わさって人という字が出来ている部分の中間部にある場所が効果があるツボとされています。

9の力で押し、1の力で親指側に滑らすように押圧するのが推拿療法での押し方です。

 

転筋はただの一か所で発生しているものでは無いので、経穴だけでは対応しきれません。

足先まで届く血行が不足していることも原因です。日中の疲労を出来るだけ蓄積させないために寝る前に足首をよく振る、仙骨周辺の冷えを防ぐためにタオルなど布を一枚巻く、座り姿勢が続いて硬直している腿の裏側付け根辺りを後ろにけるように良く動かす、などの寝る前のちょっとした準備をすることである程度予防する事が出来ますので、良く足がつる人は試してみて下さい。

 

上記の準備をしてもなお毎日足がつるのが収まらないときは、糖尿病や高血圧症、腎不全などの別の病気が隠れていることがありますので、念のため医師の診断を受けられることをお勧めいたします。

2022-10-16 21:19:13

冷えから来る首の張りに

温度差が激しく、急に冷え込む日がありますと、首が異常に張って解れなくなる時があります。

前傾姿勢などの筋肉疲労から来る張りではないので、指圧もマッサージもあまり効きません。

それでも、場所が重要な血管の近くでもあり、放っておくと偏頭痛の原因にもなります。

 

あくまで個人的にですが、若干時期は早いですが思い切って遠赤外線ストーブを引っ張り出してきて身体の芯を温めています。

温める事そのものが目的というよりも、冷えを感じ取って警戒状態にある神経を安心させ、落ち着かせる目的で使用します。

 

私が使っているのは「サンルミエ」というブランドのものですが、だいぶ前に購入したものですので、今はもっと消費電力など技術が進んだものも出ているかもしれません。腰や首の冷えから来る緊急の張りに対して、なるべく早く解除したいという時に便利ですので、ご興味がある方は検討してみて下さい。

2022-10-14 15:42:47

頸をほぐすと鼻が通る

普段施術していて、首の可動域を増やしたり、硬直を減らしたりする施術を行っていると詰まっていた鼻が通った、という方が多いです。

鼻奥から頬、首横の胸鎖乳突筋下にかけて顔面動脈、外頚動脈、総頚動脈が肩まで走っており、また、顔面静脈、内頚静脈も同じ個所を通っています。

前傾姿勢や寒暖差の影響で硬直しやすい胸鎖乳突筋を動かしやすいように緩めていく施術が、そのまま鼻からの血流も通りやすくしているのだと想像できますが、狙いが首回りのコリほぐしであるのに鼻炎に効果がある、というのは面白いです。

 

こめかみをほぐすと目が開きやすくなる、或いは親指付け根をほぐすと咬筋がゆるむ、というような筋肉の働きによる繋がりとはまた違った見方が出来るのが東洋系整体の面白いところだと考えます。

2022-10-13 21:32:38

後頭部のほぐし方

後頭部の下端、頭蓋骨と首の境目辺りには後頭下筋群という細かな筋肉の集合体が頭の重さを支えています。

前傾姿勢が続き、頭の重さを特定の角度で固定し続けるにはここに相当な負荷がかかり、筋肉が硬直しやすいです。

 

自分でここをほぐそうとしても、単独の筋肉ではなく、密集した細かな筋肉群なので単純な指圧では中々効かず、かといってここが硬いと自由に首を後ろに倒すのもうまくできず、運動療法などがやりづらい場所です。

 

自力ではなく、家族など誰かにお願いする必要はありますが、先ず仰向けに寝転がり、別の人に両手で頭を持って貰います。そのまま4指を後頭部に向けて真っすぐ立てていき、力は入れずに少しだけ頭上方向に引きます。

そのまま動かさずにじっとしていると、本人の頭の重さで少しずつ指が当たっている箇所が解れていきます。

部屋が寒いと中々緩まない箇所ですので、なるべく部屋を暖めてからやってみて下さい。

 

後頭下筋群が解れて柔らかくなりますと、顔や頭部を緊張させている「力み」が大幅に減りますので、その後睡眠姿勢が取りやすくなるかと思います。

2022-10-11 23:32:33

二の腕の肉を落とすには

ダイエットをかなり頑張っている人でも、中々痩せずに困っているという話をよく聞くのが「二の腕」です。

 

余談ですが、肘から手首までを一の腕、肘から肩までを二の腕、というのが本来の語源らしいですが、現代だと二の腕の方がよくつかわれる言葉です。

 

二の腕の肉が何故落としにくいかというと、そこにある不純物の流れ道が脇の下だからです。

脇を締めながら長時間作業する人は多いですが、逆に腕を上げて脇を開ける動作をする人は非常に少ないです。

その為、日中からずっと脇を締める力がかかりっぱなしになり、二の腕からの流れ道が狭められています。

 

対策方法としては先ず脇の下の流れ道を確保する事ですが、ここは重要な神経や動脈も通る急所です。

強い刺激は出来ませんので、タオルなどの布の上から軽くさすって硬直を解してください。

脇が充分に解れましたら、二の腕を指で摘まむように持って軽く引っ張ります。肘の方から脇の近くまで順に、20秒ずつぐらい引っ張って、手を放す、を繰り返しますとそこに蓄積していた不純物が代謝に乗って減少していきますので、スッキリ見えるようになるかと思います。

ここで減らすのは老廃物などの不純物だけですので、この後体操などすることで腕にも燃焼効果が届くようになると考えます。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...