日記
疲労回復とポリフェノール
先日こちらのブログでも書きましたが、手足に疲労物質が溜まりやすく酸性になりやすいこの時期、中和するために緑茶のカテキンが有効と色々なところでいわれています。
何故緑茶のカテキンが効果的か調べますと、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種だからと記載されています。
カカオポリフェノールやコーヒーポリフェノールなど、血流改善や血管拡張に効果があるとされる種類のものもありますが、整体院として期待したいのは酸性の疲労物質を中和する作用です。
こと酸性を防ぐという効果に関しては緑茶カテキンの作用が最も高いとされているようです。
但し、同時に強いカフェインも含むため、過剰な摂取は避けた方が良いとの事です。
もし夜間に疲労の蓄積が気になる様であれば、効果は緑茶カテキンほどではないですがカフェインを含まないルイボスティーがおススメとの事です。
ルイボスも含有するミネラル量がかなり豊富なので取り過ぎれば別の不調の原因になる事がありますが、食後のお茶として軽く飲む量であれば全く問題ないと書いてあります。
酸性を中和しただけでは不純物は流れていかないですが、この後に半身浴や軽い運動などで多少の発汗を促す事で代謝が促進して体外へ排出する流れに持っていけると考えます。
湿気が多くなる時期、特に手足が浮腫むことも多くなるかと思いますので上手く対策を探しながらお過ごしください。
春先の疲労解消に
段々と春らしい暖かい日が増えて来ており、冬場の寒さから来る身体の不調はかなり軽減されてきているように感じます。
それと同時に、季節変わり特有の身体の重だるさが強く表れる方が多いです。鋭くはないものの、押すと鈍い痛みが出る感覚で寝ても中々取れていかない疲労感を伴います。
天候や気温の変化も大きく、身体を対応させるために自律神経群が忙しく働き、胃腸などの各臓器の働きに回すエネルギーが不足し、老廃物の処理が滞る為と考えられています。
手足に老廃物が溜まって浮腫む場合、例えば岩盤浴などで身体を温めるとそれが流れていきやすくなります。ところがその後どこに運ばれるかといえば肝臓に運ばれて毒素が処理されます。体外に排出する為の流れになるのはその後の事です。
手足の疲労感を中国語では「酸了」と表現しますが、東洋でも西洋でも疲労物質は酸性のものと捉えられていたようです。肝臓に運ばれる前にこの酸性の毒素を出来るだけ中和する事が出来れば負荷を減らす事が出来るというのも東西で共通する見方です。
西洋では薬用ハーブを用い、東洋ではお茶を用います。
緑茶の成分としてよく言われるように、「カテキン」が持つ抗酸化作用がこの疲労物質の酸化対策に有効なようですが、カフェインの含有量も多いので飲み過ぎれば逆に肝臓の負担が大きくなります。
毎食後に暖かめの物をゆっくり飲むのが疲労物質対策に良いかと思います。
腰の重だるさを軽減するには
季節変わりは身体が新しい時期に合わせて調整されていく時期ですので、腰や足に老廃物が蓄積して浮腫むことが多くなります。
本来整体で骨の真上を施術する事はあまり無い筈ですが、座り姿勢が長かったり中腰姿勢が多かったりすると腰の後ろの仙骨周りに疲労物質が溜まり過ぎて足への血行を妨げ、怠さに繋がるケースが多くみられます。この場合には骨そのものに刺激が行かないよう気を付けながら積み重なっている不純物だけを取り除いて代謝を促すのが大事です。
うつ伏せで脊椎と骨盤の境目辺りから仙骨にかけてにタオルなどの布をかけ、その上から手の甲を転がしていく「滾法(こんぽう)」という手技が有効ですが、一般の人がやるのは難しいかと思いますので、 麺打ち棒などの棒状の物に布を巻きつけて軽く転がしていく事で近い効果を得られるかと考えます。
経穴でいうと督脈28穴の「命門」から「腰陽関」にかけてが狙いです。
これも自力では難しいので、どなたか家の方に協力して貰うのが良いかと思います。
顎や首の張り対策
最近は天候の変化が激しく、春先によく表れる自律神経疲労から体調不良を訴える方が多く見えられます。
耳の下の窪みの部分に顔中の神経が集中する箇所があり、強く刺激すると激痛が走る事もあるので中々指圧で解す事も難しい場所があります。経穴でいうと少陽三焦経の「翳風」という名称がついている辺りです。
自律神経の疲労と大きく関連する場所なので出来れば解したいですが中々手段が無く、施術の対象から避けられることも多い場所です。
この場合に実は、親指の付け根の筋肉が隆起している辺りにある太陰肺経の「魚際」と、顎横の咬筋の端、耳寄りにある陽明胃経の「頬車」の二点に軽く触れていると両側の緊張が解け、結果耳下の翳風の周囲も硬さが緩む、という間接的な方法があります。
翳風の周囲が緩むことでそこから繋がる胸鎖乳突筋などの首の筋肉の張りや、強くかみしめてしまうような顎周りの緊張をかなり軽減できます。
咬筋を真上から押してもかなり痛みが出ますので、押さずに軽く触れているだけで大丈夫です。
自力では難しいので、どなたかに協力して貰うのが良いかと思います。
連動している2か所の経穴
季節変わりなどで自律神経が疲れると、首や背中の筋肉が収縮して張る事が多くなります。
背中の張りは範囲が広いので、全て解そうとすると時間も手間もかかって大変ですが、ある2点を同時に押さえる事で緊張が緩むことが多いです。
肩甲骨の表面、肩甲棘の下側の窪みに「天宗」という太陽小腸経の経穴が設定されています。
もう一つは臀部の横、大腿骨の上端やや後ろ側の窪みにある「環跳」という少陽胆経の経穴です。
二か所とも強く押すと痛みが走りやすい箇所ですのであくまで軽くそっと押さえるのが基本ですが、2点をしばらく押さえていると力が抜け、背骨横の脊柱起立筋の張りが緩みます。緩んだ後にほぐす施術をすれば硬直した筋肉を無理に押すよりも無理なく緩めることが出来ます。
この2点が何故連動しているかに関してはあくまで推測ですが、仮に人間が4足動物だった場合に、この二か所は実は同じ働きをしていた場所だったからと考えます。4足にかかる重さを受け止めつつ流しながら背中の筋肉と連動して歩行していた記憶が、2足歩行になった現在でも無意識下に残っているとしたら面白いと思います。



