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2023 / 08 / 28 08:00
大橋あたけの夕立
販売用の15号を2点、くどやま芸術祭の作品と並行して描いていた。
シーフードはまたしても北斎の「神奈川沖浪裏」、カップヌードルは広重の「大橋あたけの夕立」である。
浪裏は一度描いているので作業がイメージしやすく進めやすい。
しかし、大橋は「纏」では描いているが平面の状態では初めてなのでどれくらい手間がかかるかイメージできない。
作業し始めて「雨」を表現するのに直線を溝引きをすることにした。
久しぶりの技法で慣れるのに少し時間が必要であった。
今日、これをする絵描きは少ないのではないだろうか。
展覧会でも最近は見かけることがない。
昔のデザインの展覧会ではよく見た。
レタリングには必須の技術である。
今ではこれはイラストレーターに取って代わってしまったので手描きする必要はない。
こう言う作業にありがちであるが慣れてきた頃に作業は終わる。