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2023 / 06 / 12  08:00

絵の値段

絵の値段

名古屋の個展会場にいた。

あまり会場入りすることはない。

というのも、いても変な人扱いを受ける事も多く、迂闊なことを話して売上に影響が出ることを避けたいからである。

何気なく自分の作品の値段に目をやると、当たり前だが値段が表示してある。

知ってもいたし、了解して値段を上げていっていたが絵を前にして百貨店の名前の入った題名と値段を見て驚いた。

いつの間にこんなに高くなってしまったのか、と。

表の形で自分の値段を見慣れていたせいか実感が湧いていなかった。

いつも描いている作品がこれの適正価格なのだろうかと考えてしまう。

絵が売れることが年齢が進んでからだったため、その値段に驚いてしまったが同じ年齢の画家なら当たり前なのかもしれない。

自分のどこかで作品が売れないものという感覚が染み付いていているのだ。

値段に見合う作品作りを心がけよう。