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2022 / 10 / 04 08:00
ノーベル文学賞?
村上春樹の小説は一度も読んだ事がない。
なのでノーベル賞の時期に必ず名前が挙がる人としてしか認識がない。
それでは世間知らずなので手っ取り早く「ドライブマイカー」を見ることにした。
短編の映画化のようだが映画としては面白かった。
ネットでは抑揚がなく退屈とあるが、芸術表現にはそれを抑えて楽しむのが王道としてあると考えれば色々と発見のある映画である。
ただ原作に忠実かどうかはわからないが話の設定に自分にとっては無理を感じた。
亡き嫁との性交時のことや運転手の女性の悲しい過去とか、小説をほとんど読まない自分にはファンタジーが過ぎた。
こういう話を書く作家かと理解したがノーベル文学賞でのよく理解できる受賞者としてはボブ・ディランだけなので(その他は川端や大江くらいしか知らないが)今回も村上氏には受賞はない、と見た。