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2014-10-19 22:16:00

お客様に美味しいコーヒーを飲んでいただくためには、ハンドドリップする際のドリップポットの中の「湯温」と最終的にお客様に飲んでいただくカップの中のコーヒーの「湯温」に最大の神経を使います。

私も、当初はハリオの円錐ドリッパー、コーノの円錐ドリッパーを使用していたので、ドリップポットの湯温は、90℃~92℃で設定をしてきました。お湯を沸かし、ヤカンからドリップポットに湯を移すと、丁度この温度帯になります。ただ、この温度で抽出をすると時々「苦み」が立ちます。バラつくのです。自信が持てず、悩みました。

指導を受けたバッハコーヒーでは、三洋産業の台形ドリッパーの1つ穴を使います。ドリップポット内の湯温は、嫌な苦みを抑えるために82℃~83℃で設定しています。私も、半信半疑でためしてみましたが、確かに抑えられます。ただ、この温度でハンドドリップすると抽出後のカップの湯温は62℃ぐらいになります。

この温度で飲むと、実はぬるいのです。カップ内のコーヒーの適温は70℃~75℃ぐらいが良いので、そのため少し加熱いたします。これで、美味しく飲めます。

ただこの手順で抽出すると、お客様にコーヒーを提供するまでの時間がかかりすぎます。ドリップポットの湯温を82℃~83℃にするために、水を足し温度調整します。また、ハンドドリップ後のコーヒーを適温にするため加熱をすると、また時間がかかります。 ん・・・・・・・・・手順が多すぎる。

悩みましたが、最終的に自信を持って提供できる方法が良いので、この手順で取り組もうと考えてます。

写真の温度計は、スチール製のカバーがついていて割れません。また電池も使用しないエコな温度計です。柄の長い、スプーンのようなものは、温度調整する時に使用します。バッハ系のお店で販売しております。