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2023-07-02 00:38:00
梅雨が本格化し、奥会津も連日雨が降っています 雨のち雨、のち時々雨・・・ 数日前、山を眺めていましたら突然空から白いカーテンが降りて山が見えなくなる程の豪雨と為りました 翌日ミズ採りに出掛けたところ、沢が茶色く増水し轟々と音を立て対岸に渉れない勢いでした 雨が降っても沢は殆ど増水せず濁りもないので、如何に大雨だったのかを物語っています 山菜はミズが盛りで、山フキももう少し続きそうです ミズは両岸に木立が並ぶ薄暗い渓流に自生します 雨の日の渓流は尚更薄暗く見通しが悪いので不気味です 家内と2人で採りに行っていますが、熊が怖い家内は山に向かって「こら・・熊は家に帰れ」と叫んだり熊熊除けの爆竹を鳴らし賑やかです 真夏の饗宴「チタケ」が始まる迄1か月余り、秋茸の始まり迄2か月半と為りました 茸の作柄は「始まってみるまで誰にも判らない」のが本当です 春夏秋冬・・・美しい日本の四季が戻り、キノコ豊作と為る事を願っています 2023年 天然茸のご注文受付中で御座います 発送はご注文受付順とさせていただいております 首尾よく収穫出来ましたら、いち早くお愉しみ頂ける様お早目のご注文をお薦めしております 温暖化や里山の荒廃で収穫量が限られる種類の茸は、お陰様で早くも売り切れとなっている茸も御座います 多めに収穫出来ましたらお届け出来る場合が御座いますので店舗迄お問い合わせくださいませ
2023-06-19 14:31:00
会津地方も初夏を迎え、ワラビ・根曲竹の旬が終わり これからは沢フキ・ミズの季節と為りました 梅雨に入り、今年は今の処 雨の日が多い印象です 晴れた日はとても暑く、曇りか小雨模様の日の方が山菜取りに向く時期と為りました 山に入りますと、森の木立から「春蝉」の啼き声が降り注ぎ、誰もいない静寂の世界に浸る事が出来ます 雨が降りますと小鳥も鳴きませんが,雨が止み始めると盛んにさえずり賑やかになり、雨が上がる事を知る事が出来ます 山奥の沢に入りますと今年も幻のカワセミ・・・オレンジ色の羽毛を纏う「赤ショウビン」の聲が聞こえます 毎年ほぼ同じ場所で啼きますので、同じ巣穴に通っているのでしょうか・・・ 今年も遠く南の国から渡って来てくれて、自然豊かな奥会津で子育てをするのでしょうね 幻と言われるだけあって、姿を見る事が出来ませんが「ヒュロロロロ・・・ヒュロロロロ・・・」とやや物悲しくも、 とても美しい特徴的な啼声に心を癒されます 今年は今の処、雨が降る回数が多いので名も知らぬ色々な茸が出ています 秋茸の作柄は梅雨時の雨だけで決まる訳ではありませんが、梅雨は菌床を育む大事な時期です 梅雨が明けて8月に入りますと真夏の饗宴「チタケ」が始まり、9月中旬には秋茸の始まりを告げる 「裏紅布袋しめじ(一本シメジ)」や「桜シメジ」が始まり待ちに待つ「キノコの季節」が幕開けしますね 昨年は「チタケ」が例年より遅く始まりお盆過ぎてから豊作になり、香茸(いのはな)も豊作でしたが、 松茸やしめじ類は空前の大不作でした 温暖化の進行で秋が極めて短くなり秋茸が出る時期が変わり、作柄も不安定になる事が当たり前になってきました 春夏秋冬・・・美しい日本の四季が戻る事を願っています 今年はエルニーニョですので多雨・冷夏の傾向・・・茸にとって良い気候となる事を願っています 2023年 天然茸のご注文受付中で御座います 発送はご注文受付順とさせていただいております 首尾よく収穫出来ましたら、いち早くお愉しみ頂ける様お早目のご注文をお薦めしております
2023-03-01 10:43:00
この2,3日、雲一つない抜ける青空が広がり、風もなく穏やかな日が続いています
力強い日差しが雪原に反射して輝き、眩しくて目が痛い程です
朝方は氷点下の気温ですが、日中はグングンと気温が上がり3月下旬並みの陽気です

白銀を纏う遠くの山々がハッキリと見え、見上げれば天高く鷹のつがいが舞っています
間もなく巣作りを始めるでしょう
渡り鳥には「北帰行」の時期・・・白鳥・雁・鴨がシベリア方面に向かって徐々に旅立ち始めています

庭の桃の花芽が一気に膨らみ丸く赤い花芽の蕾に姿を変えました
桃の花芽を目当てに、メジロやウグイスが間もなくやって来て賑やかになりそうです
ナナカマドの芽も少し丸く形を変え始めました
陽当たりが良く雪がない斜面では福寿草が咲き始めました
杉林は一面赤黒く染まり、杉花粉飛散寸前です

周囲はまだ1~1.5mの雪に覆われていますが、雪解けが始まり春の足音がハッキリと聞こえます
暖かい日は一日10cm程雪が消えます
そうはいっても、まだ3月初め・・・この先数回は雪が降っては融けを繰り返しながら春本番に向かって行きます

タラの芽やコシアブラの芽は三角の形の冬芽のままで、枝先に芽が付いているか判らない程小さいです
彼らは日中の気温が上がっただけでは目覚めることはなく、霜が降りなくなる頃まで眠り続けます

早春の使者「フキノトウ」は蓄えた養分を糖分に変えながら雪の下で眠っていて、雪解けと共に姿を見せてくれます
フキノトウが始まる迄2週間ほど、タラの芽が始まる迄一月半・・・輝く日差しの下、山々を巡り山菜を摘み歩く日までもう少しです

2023-02-03 12:44:00
今日は節分、明日は立春と暦の上では季節が変わりますが、雪国では一日中気温が氷点下の真冬日が続いています
奥会津はやっと雪が峠を越えた様で、積雪は1.5mから2m 山間部は3m以上あります

純白の雪の上には野兎の足跡が延々と続き、その足跡を追って獲物を狩る 狐や貂(テン)の足跡が見られます
鹿や猿が樹皮を剥いて食べたのでしょう・・樹皮を剥かれた幹や枝が白い立木が所々に見えます
食べ物が乏しい冬を懸命に乗り切る動物達の逞しい生命力を感じます

オホーツクに流氷接近・蔵王の巨大な樹氷・信州 諏訪湖の結氷・・等、今の時期ならではの自然が伝わってきますが
今が極寒のピーク

日の出が早くなり日中の時間が日に日に長く為っていますね
晴れ間が覗くと、力強さを増した光が雪に反射し眩しくて目を開けていられない様になりました
冬型の気圧配置が長続きしなくなり始め、南岸低気圧の通過・・春に向かっての暦がゆっくりと進み始めた事を感じます

例年、あと10日もすると里山ではゆっくりと雪解けが始まり 春の足音が遠くから聞こえる様に為るでしょう
地元の温泉に浸かり過ぎ行く冬を愛でながら、春の足音が確かに聞こえるのを待ちます

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 2023年天然山菜ご注文受付中で御座います
お届けはご注文受付順とさせていただいております
いち早く旬の天然山菜をお愉しみ頂く上でお早目のご注文をお薦めしています

2022-12-23 01:33:00
奥会津は2m前後の豪雪となりました
除雪で積み上がった雪の壁で山々を望む事すら出来ない程の豪雪です
山々は深い雪の下で静かに眠っています

秋の終わり頃に出ていたフキノトウは2cm程の大きさのまま、落ち葉と雪の掛布団で守られじっと春を待ちます
フキノトウは春に新芽が出来るわけではなく、秋に新芽を作り冬を越します
秋のフキノトウはとても「苦い」ですが、雪国のフキノトウは養分を糖分に変えながら寒さに耐える事で、春に苦みが弱まったフキノトウに生まれ変わります

気温や日照時間を感知するセンサーがあるのでしょうか・・・雪が消えかかる頃に一気に膨らみ始めます

タラの芽やコシアブラは冬芽の殻で新芽を守り、雪の中で幹や枝を弓の様にしならせ、折れずに雪の重みに耐えます
雪解けが進むとバサッと大きな音を立て、しなった幹が元の状態に戻る様に一気に起き上がります
雪が消え日中暖かくなっても冬芽は固く容易に芽吹かず、霜が降りなくなる頃にやっと芽吹き始めます
まるで最低気温センサーを備えているかのようです
季節外れの遅霜で新芽が傷んでしまう事もありますが、同じ場所でも一斉に芽吹かず数日から1週間ほどの間に分かれて芽吹くのは、BR 一回の遅霜で全滅しない工夫の様に思います
環境に適応する天然の山菜の能力に驚かされます

新緑萌える春の訪れを夢見ながら、私はコタツの中で再び冬眠します

最後までお読みいただき有難うございました
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