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暦をみると昨日は旧暦の七草と記載してありました
本来の七草粥は今頃なのですね
とは言っても雪深い奥会津は一面の銀世界・・・春の七草の姿は見えません
奥会津地方は1.5m程の積雪で平年並みですが、これから寒暖を繰り返しながらお彼岸頃の「なごり雪」が降るまで春に向かって雪融けが進んでゆきます
会津地方でも積雪が少なく陽当りが良い場所は3月10日頃から所々で地表が現れ、早春を告げる使者 フキノトウ が始まります
雪が消える少し前から花が開き始めますので、周囲の残雪の下で蕾を探します
手袋を通して雪融けの水が滲み込み冷たくて指先が痛くなるのですが、綺麗な水溜まりに山椒魚や蛙の卵が産み付けられているのを見つけると「命溢れる春」を実感します
空を見上げると鷹のつがいが天高く舞う・・・毎年繰り返される光景が目に浮かびます
フキノトウの始まり迄2週間・・春の訪れを心待ちにする此の頃です
先週から今週は記録的大雪に見舞われましたが、北陸や中国地方からは春一番が吹いた便りが届きました
奥会津地方も1~2mの積雪ですが、日中の陽射しが日毎に力強くなり春遠からず・・を感じさせてくれます
スーパーマーケットにハウス栽培の山菜が並ぶ時期になりました
芽の形・大きさ・色合い等が、天然物の山菜と違うので、栽培に適する様にご苦労されて品種改良されたのでしょうね
栽培物は食べやすく品種改良されている分、天然山菜独特の「香り・クセ・歯応え」が薄まっているようです
どちら美味しいかは、食する方のお好みですね
天然の山ウドを山で採って来て、庭や畑に植え替えただけでも「香り・クセ」が薄まります
見た目では天然物と畑に移し替えたものと区別がつきませんが、生で齧ると判ります
畑に移し替えたものを天然物と称して販売している場合が多いので注意が必要です
サイズ(長さ・太さ・赤い部分の長さ等)が見事に揃い過ぎている品物は要注意
天然タラの芽も4~5種類は有る様です
・棘がある種類(棘の形・大きさ・幹の太さにも違いがある様です)
・棘が無い種類
・芽が赤い種類(標高が高い場所に自生)と通常の緑色の芽
が有り、棘が無い種類の大粒タラの芽を当地では「もちだら」と呼ぶ最高級品です
タラの芽は見た目は葉が開いた直後の蕾が美味しそうですが、葉が開く前で軸だけが少し伸びた方が、甘みが増して美味しいです
猛烈な寒波も漸く峠を越えたようです
皆様お住まいの地域は如何でしょうか?
今年の桜開花予報では平年並みの様です
まだまだ厳しい寒さが続きますが、微かな春の足音を感じさせてくれますね
コシアブラ タラの芽と較べるとまだまだ知名度が及ばない様です
コシアブラと言えば天ぷらが有名ですが、「香り」と「独特のクセ」を愉しむ「香菜」ですので、タラの芽よりも幅広い御料理に合います
少量の塩を加えてさっと炒ると、薫り高い「ふりかけ」に為ります
パスタやピラフ(炒飯でも)に加えても香りが良いです
銀座の有名寿司店の裏メニューで、コシアブラをさっと湯通して寿司ネタとしているというお話をお客様から伺った事もあります
「香菜」と言うと最近はパクチーが有名になりましたが、コシアブラも日本が誇る香菜です
香りを愉しむ料理で色々試してみては如何でしょう
新しいレシピをお待ちしております