日記
寒い日に疲れやすい後頭部に
良く頭寒足熱といいますが、それは頭に血液が上昇したり熱がこもる時の対処法であり、寒い日に頭部、特に耳周辺の神経群が冷やされれば当然ながら頭部の筋肉が収縮してこわばり、血行不良から頭痛が生じる原因にもなります。
外気が冷えてきたら頭部と耳も帽子などの布で覆い、冷えから守る事が大事です。
側頭部などは自力でさするなどして対処できますが、後頭部の硬直は中々自力だと解すのが難しいです。
特に硬直が強い場所だと、つい硬いテニスボールなどで強い刺激を与えたくなりますが、その辺は重要な血管や神経が多く、強い刺激が逆効果になることも多いかと思います。
無理をせず誰かに施術を依頼し、自分はうつ伏せで頭上の位置から後頭部を弱い力で擦ってもらうのが効果的です。
頚椎横にある筋肉の外側と頭蓋骨の境目辺りの陥凹部(風池)、及びそこから髪がある部分に入って耳と平行の高さの辺りの頭蓋骨平面部分(脳空)が擦るポイントになります。
この辺が張っている時は弱い力でも痛みが走りますので、なるべく手の重さだけで最初はゆっくり擦って硬直を解いてください。
弱い力でも数分擦ると筋肉が柔らかくなって周辺の皮膚が動くようになり、同時に重かった頭が軽く感じるようになるかと思います。
寝違えたとき
寒い朝が続くようになりますと、首を寝違えるという方が多くなります。
冷えを首後ろや頭横の神経が感じ取って、筋肉に収縮指令を過度に与えている状態とされます。
一度痛みが出始めますと、身体としては自分を冷えから守る為に筋肉を緊張させているので、部屋を暖め、緊張する必要がなくなった、と認識させるのが一番です。多少痛みが治まってきたら、当院の施術でよくやる滾法や、腋下を緩めるやり方が首の張りを軽減できるかと思います。
一度筋肉が警戒するとしばらく黄色信号が続きますので、過度な運動や強い刺激のマッサージなどはせず、2~3日安静に過ごされることをお勧めします。
寝違えは、冷え以外にも前日までのオーバーワークや、過度な運動による衝撃、筋肉の滋養不足などによっても起こります。
中には、炎症の発生を伴うケースもあり、この場合は温める事や運動療法が逆効果になる可能性もあります。
あまりにも痛みが強い場合は出来るだけマッサージなどで触れることもせずに、痛みが軽減されるまで安静に過ごし、治療方法は急激な痛みが治まってから考える方が良いかと思います。炎症に対してアイシングが有効という方も多いですが、急な痛みは軽減できても血行は妨げます。どこまで冷やせばよくてどこからが過剰なのか、中々自分で判断は難しいかと思いますので、かかりつけの専門医が近くにいないのであれば冷やさずにそっとしておくのが良いと考えます。
眼精疲労の軽減
眼球は、眼窩の中の水分に浮いているような構造になっており、上下左右に動かしやすくなっています。
「脳脊髄液」という水分ですが、眼窩の奥から供給されて目の端から耳方向へ循環していきます。
目の使い過ぎで眼輪筋やこめかみ周辺の筋肉が硬直しますと、この水分が充分に入れ替わらなくなり、溜まった水分が眼球を圧迫して眼圧が上がってしまいます。結果、目が重く感じたり、頭が痛くなる原因となります。
眼球が重く感じるときは、先ず目の横の筋肉を含むこめかみ全体をタオルなどの布の上から手の平でかるく擦り、水分の流れ道を作ります。こめかみの硬直が取れたら、目を閉じた状態の瞼の上に軽く手の平をのせ、手の重さで余分な水分が流れ出るのを促すと、眼球周辺の疲労が軽減します。
この時、手の平に決して力を入れず、眼球を押してしまわないことがポイントです。
足がつるとき
少しずつ寒くなってくるこの時期、夜中に足がつる、という人も多いようです。
夏場であれば水分、ミネラル不足という原因が考えられますが、この時期の冷えも足がつる原因の一つになりえます。
転筋、あるいは腓腹筋痙攣とも言いますが、経穴で対応しているのは少陰腎経の「湧泉」という、足の裏の筋肉が合わさって人という字が出来ている部分の中間部にある場所が効果があるツボとされています。
9の力で押し、1の力で親指側に滑らすように押圧するのが推拿療法での押し方です。
転筋はただの一か所で発生しているものでは無いので、経穴だけでは対応しきれません。
足先まで届く血行が不足していることも原因です。日中の疲労を出来るだけ蓄積させないために寝る前に足首をよく振る、仙骨周辺の冷えを防ぐためにタオルなど布を一枚巻く、座り姿勢が続いて硬直している腿の裏側付け根辺りを後ろにけるように良く動かす、などの寝る前のちょっとした準備をすることである程度予防する事が出来ますので、良く足がつる人は試してみて下さい。
上記の準備をしてもなお毎日足がつるのが収まらないときは、糖尿病や高血圧症、腎不全などの別の病気が隠れていることがありますので、念のため医師の診断を受けられることをお勧めいたします。
冷えから来る首の張りに
温度差が激しく、急に冷え込む日がありますと、首が異常に張って解れなくなる時があります。
前傾姿勢などの筋肉疲労から来る張りではないので、指圧もマッサージもあまり効きません。
それでも、場所が重要な血管の近くでもあり、放っておくと偏頭痛の原因にもなります。
あくまで個人的にですが、若干時期は早いですが思い切って遠赤外線ストーブを引っ張り出してきて身体の芯を温めています。
温める事そのものが目的というよりも、冷えを感じ取って警戒状態にある神経を安心させ、落ち着かせる目的で使用します。
私が使っているのは「サンルミエ」というブランドのものですが、だいぶ前に購入したものですので、今はもっと消費電力など技術が進んだものも出ているかもしれません。腰や首の冷えから来る緊急の張りに対して、なるべく早く解除したいという時に便利ですので、ご興味がある方は検討してみて下さい。
