日記

2022-10-22 23:19:22

寝違えたとき

寒い朝が続くようになりますと、首を寝違えるという方が多くなります。

冷えを首後ろや頭横の神経が感じ取って、筋肉に収縮指令を過度に与えている状態とされます。

一度痛みが出始めますと、身体としては自分を冷えから守る為に筋肉を緊張させているので、部屋を暖め、緊張する必要がなくなった、と認識させるのが一番です。多少痛みが治まってきたら、当院の施術でよくやる滾法や、腋下を緩めるやり方が首の張りを軽減できるかと思います。

一度筋肉が警戒するとしばらく黄色信号が続きますので、過度な運動や強い刺激のマッサージなどはせず、2~3日安静に過ごされることをお勧めします。

 

寝違えは、冷え以外にも前日までのオーバーワークや、過度な運動による衝撃、筋肉の滋養不足などによっても起こります。

中には、炎症の発生を伴うケースもあり、この場合は温める事や運動療法が逆効果になる可能性もあります。

 

あまりにも痛みが強い場合は出来るだけマッサージなどで触れることもせずに、痛みが軽減されるまで安静に過ごし、治療方法は急激な痛みが治まってから考える方が良いかと思います。炎症に対してアイシングが有効という方も多いですが、急な痛みは軽減できても血行は妨げます。どこまで冷やせばよくてどこからが過剰なのか、中々自分で判断は難しいかと思いますので、かかりつけの専門医が近くにいないのであれば冷やさずにそっとしておくのが良いと考えます。